故人様のお着替え | chokoが出会った不思議な光景

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おはようございます。

1月10日

本日お誕生日の方

おめでとうございますクラッカー

 

 

さて、先日実感したお洋服へのお着替え。

コメントもいただきましたが

ピッチリ系のお洋服は大変。

 

故人様のお着替え、

仏衣の場合が多いです。

プレーンな白装束が一般的ですが

最近は着物のような仏衣もあります。

↑大栄さんの四季シリーズの仏衣

袷が左前で綺麗な柄が出るようになっています。

 

最近は

生前お好きだったお洋服へのお着替えも多いです。

ただ、この時にお持ちいただくお洋服

生前の元気なころの物が多く

(元気なころに戻ってほしいと思いますよね)

お体にピッチリの場合も💦あります。

 

故人様は亡くなられるとオムツを履いていらっしゃるので

ズボンなどはウエストが閉まらない場合も多く

股上もうまく上がらない場合もあります。

最近は薄いパンツ型のオムツもあるので

以前よりはだいぶいいのですが、

それでもズボン前ボタンは締めるのは難しい場合が多いです。

 

また、背中にファスナーのワンピースなども

実は一人施行の場合は大変。

横たわるお体を片手で持ち上げて片手でファスナーを上げる

大きくて重い方の場合は手がプルプル震えます。

そしてファスナーがうまく閉まらないガーン

 

お体がやせてしまった場合はいいのですが

むくみが出てしまったり

お肌の状態が悪い場合は

ファスナーを閉めなかったり

お断りをしてから見えないところをカットして

お着替えをする場合もあります。

 

お着物の場合は

基本、仏衣と同じような感じで

お端折りを作って帯は上に飾ります。

お着物は体形を選ばない、

日本の知恵が詰まった衣服だなと思います。

(でも保管などなかなか大変かしら)

 

以前書いたと思いますが

今までで一番楽だったのは

サッカーのユニフォームへのお着替えでした。

割とゆったり目で半袖半ズボン。

この、”ゆったり目”というのが

本当に助かります。

 

お体が硬直している場合は

ゆっくりとほぐしますが

それでも融けない場合もあります。

そういう時はやはり仏衣が一番着せやすいです。

 

最近は100歳ぐらいの方でも

お体がしっかりしていて

おどろくことも多いです。

私が納棺師を始めたころは

「100歳越えだから痩せてて軽いと思いますよ~」

なんてよく言われてましたが

最近はそんなことはないです、ハイ。

 

お体が大きい方の場合は連絡があることもありますが

(二人の方がいい、男性も来てくださいなど)

当日現場で、OH!!!びっくりと言う場合が多いです。

 

本日も前情報ナシ、

ドキドキしながら現場に向かいます。

 

それでは本日もいい一日でありますように。