こんばんは。
ここ最近お世話をさせていただいている方
穏やかなお顔の方が多いです。
お口を閉じるだけで
生前のお顔に近くなる場合も多いので
お綿でしっかりと閉じさせていただくことが多いです。
(何もしないでって言われることもあります)
以前は舌を噛んで亡くなった方や
顎が外れた方などもいらしたんですが
最近は本当に少ないです。
舌を噛んで亡くなられて
そのまま硬直&ドライアイスで固まっている場合…
お世話がちょっと大変です。
出ている舌をお口の中に戻す、
と言う処置をするのですが
若い方ほど顎がしっかりしまっていて
硬直も強い場合が多く
口をあけながら舌を中に押し込む。
ところが口が開かないし
舌に歯が食い込んでいると大変。
私はピンセットやヘラ、そして自分の手を使います。
はい、力仕事です。
歯が欠けてもいけないのでこの力加減が難しい。
また、お口を開けすぎても
再び占めることが難しくなる場合も。
そういう処置をするときには
故人様に「ごめんなさい」
といいながら行うこともしばしば。
”無理やり感”があるので。
それでもお口元が閉じて
葬家様がご対面した時に
「よかった」とおっしゃっていただけると
本当にこちらも「よかった」と思います。
故人様だって舌を噛んだままでは
安心してお休みできないですよね。
その時に何ができるか
故人様のために
葬家様のために
そんなことを考えながら
お世話をと思います。
それでは本日もお疲れさまでした。