旅立ちの衣装として
一番多いのが白装束
いわゆる、仏衣というものが多いのですが
”逆さ事”ということで
左前にお着替えをさせていただいております。
(ただ、浄土真宗など一部の宗派では
右前と言う場合もあります)
右前、左前…
"前"は自分から見て”手前”ですね。
日本では利き手が右の方が多いですよね。
なので右手を使って懐にモノを入れる動作をするときの
襟の合わせが右前と考えれば
間違えないで済みます。
実は施行中で複数件の時に
宗派の違いで右に、左に、と袷を変えていて
・・・・はい💦間違える、
と言うことが過去ありました。
間違えた時は浄土真宗の方だったので
左前ではなく、右前にお着替えの予定でしたが
つい左前に…
葬家様が故人様にご対面~
と言うところで浄土真宗だ!と思い出す💦
「通常は左前でお着替えなので今は左前なのですが
浄土真宗とお伺いしております。
故人様は既に仏様なので
袷は右前の方がよろしいでしょうか?」
とあくまでもご相談してからの方が~
という形にさせていただいて
事なきを得ました。
よくあることです~という顔をして
スッと袷を直して
お式に入りました。
でも心臓バクバク。
浄土真宗でも、「旅支度をしたい」
とおっしゃる葬家様もいらっしゃいます。
お着替えも左前でと言われることもありますし…
ただ、住職様の手前、
編み笠などをお入れする場合は
見えないところに納めさせていただきます。
と、過去の失敗談を絡めての話でした。
それでは本日はお疲れ様でした。