辛かった仕事の話 | chokoが出会った不思議な光景

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まるまるもけもけした動物が大好き♡

だいぶ前になりますが

お若くして亡くなられた方のお世話を2件続けて。


2件とも自死。


一件目、首元の痣を隠しながら

奥様と小さなお子様二人と、お姉さまのお立会い。

「これからは3人で頑張ろうね」

と涙も見せずに話していらっしゃいました。

何事もなく納棺式を淡々と進めますが

まだ未就学児と思われるお子様が

パパはいつ起きてくるの?

と聞いてきたときに

こちらの方が言葉に詰まってしまいました。


そのまま、二件目、

同じホールの2階での納棺式。

お別れ室にはたくさんのご遺族様が。

・・・

こんなにたくさんの方が悲しんでいるのになんで?

助けてってなんで言えなかったの??


でも、そんなことも考えられないから自死なんだと。

なんで?って亡くなった故人様が一番思っている。


そして、そして、喪主様は

乳飲み子を抱えて

授乳しながらの奥様・・・。


お体のお世話、痣を隠したり、お顔色を整えたり

そういうことよりも

式の進行がとてもつらかった。

辛かったけれども、私たちが辛いという姿は見せてはいけない。

「仕事」「プロ」

そういう観点もあるでしょうが

何より故人様に対して失礼な気がして。

本来はしてはいけない自死ですが

それでもそれを選んだのは故人様。

その故人様を、私たちが否定をするような悲しみ方はしてはいけないと。


思わず涙ぐんでしまう時もあるけれど

自死の時は特に気を付けないと。

色々な事情がある中で

状況も知らない私たちが涙を見せることは

違うと思う。


残されたご遺族の方々が支えあってくださることを祈ります。