昨日のブログでは

私たちは歩くためだけでなく

走るためにも進化した事

そして得意な走りが持久走であることを

紹介しました。

 

本日は走るために進化した

私達の構造を紹介していきます。

 

施術や運動指導と直接的に

関係ないのですが

なぜ今の身体の構造になったのか?

という根源を知っておくことは

なにが大切なのかを知るうえで

大事な事だと思います。

 

〇汗腺

昨日も紹介しましたが

その他哺乳動物が浅速呼吸(あえぎ呼吸)で

体温調節するのに対し人間は発汗により

体温調節をします。

たいていの哺乳類は柔毛に身体を

覆われ汗腺は掌にしかありませんが

私達は柔毛を脱ぎ全身に約1000万個の

汗腺を作りました。

発汗能力が体温調節にどれだけ

大事かが分かると思います。

 

〇長いアキレス腱、足底のアーチ構造

 

走行とは片足ジャンプの繰り返しですが

着地の際には重心が下がります。

その時にアキレス腱や足のアーチ構造に

弾性エネルギーが蓄えられ

地面から足が離れるときに放出され

身体を宙に浮きあがらせます。

これが上手くいかないと

痛みがどこかに生じるわけです。

 

ちなみに走行時の身体が動かす

力学的エネルギーの35%は

アキレス腱が担っているようです。

 

〇大殿筋の発達

 

この大殿筋の発達はストライドを

出すために発達したのではなく

走行時の安定性を出すために発達しています。

つまり足底接地の時に身体が前のめりに

ならないようエキセントリックで

働いたおかげで発達したと考えられます。

 

※アウストラロピテクスでは寛骨の形から

大殿筋の発達はそこまででもなかったことから

木登りや全力疾走より長距離走能力を

得るために発達した事が推測されます。

 

〇三半規管と項靱帯

 

走行中は歩行と違い

頭の揺れが激しいので

頭位を安定させる必要がある。

そこで三半規管を進化させ平衡感覚を

磨き反射回路を作動させ

目と首の筋に働きかけ

視線と頭位を安定させました。

 

そして項靱帯・・

これは類人猿、アウストラロピテクスには

見られないのです。

この役割は面白く

片方の足が接地した時に

同側の肩が落ちる事によって

項靱帯につながっている

頭が前方へ倒れるのを防いでいます。

ヒトの身体は本当によくできていますね!

 

面白い内容で

ひじょうにボリューミーになってきましたが

まだ走行に有利な構造があります。

これからはちょっと駆け足で・・

 

〇くびれたウエスト、幅広な撫で方

 

この2つの特徴で走行中の

足のスイングにおける骨盤の回旋に対し

カウンターで胴体を捻ることができます。

しかも頭が動かない状態で・・

 

〇短い足指

  ・・・

 

そして発達した大殿筋、三半規管、短い足指という

いくつかの構造は歩きには

さして有利に働かず

走行にのみ有利に働きます。

 

いかがでしたか?

人間は走行のためにも進化

していった事がご理解頂けたと思います。

私もブログを書きながら

十二分に理解できました。

 

そしてこれら構造を上手く活かす

ことが怪我無く走る大きな要因と

なるのです。

 

そんな内容をいっしょに学びませんか?

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