こぶしのライブビューイングを断念しました。。 | チョッキーQ.の『ハロプロ物語 feat. 工藤 遥』

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モーニング娘。を中心としたハロプロに関して自分が思ったことを、日記ではなくエッセイ風のまとまった文章でUPしています。
(鞘師里保と工藤遥の”卒業”など)


本題に入る前に先日3/21に亡くなられた声優の増岡弘さんに追悼の意を表したい。
増岡さんは私にとって先生であったことを以前に書いた。(”『魔法使いの嫁』の予習と「ジュレ」とそして増岡先生”)
享年83歳。直腸ガンであったそうだが、思えば去年の8月に長年演じてきた「サザエさん」のマスオ、「それゆけアンパンマン」のジャムおじさんの2役を降板された時におそらくもう長くはないことを分かって、突然の入院などで周囲に迷惑をかけないように自ら役を降りたのだろう。増岡先生らしい優しい配慮であったと思う。
あらためて増岡弘さんのご冥福をお祈りいたします。

さて、3/30はこぶしファクトリーの最後のライブである”こぶしファクトリーライブ~The Final Ring!~”が無観客で行われて、テレ朝チャンネル1で生中継されるとともに全国でライブビューイングも行われた。
キラキラ
私もライブビューイングが発表されるとすぐに申し込んでチケットを入手していた。私が選んだ会場は”ユナイテッドシネマわかば”という埼玉県内の小さな劇場で埼玉県民ですら「どこだ、そこは?」と思うようなマイナーな場所だ。アセアセ
この劇場は”ワカバウォーク”という小さなショッピングモールの中にあり、私はよくここに遊びに来ていたお馴染みの場所だったし(劇場に入ったことはなかったが^^;)、あまり人が集まらないような場所ということでわざと選んだのだ。
自慢ではないが私は普段から他人と接触することがまずないし、”ヲタ友”というのもいないのでライブ会場でも他人と話すことはまずない。当日は体温も正常だしマスクも手指消毒薬も備えて準備は万全だった。
音譜

しかし当日の朝にあの「志村けんがコロナウィルスによる肺炎で死去」という衝撃のニュースが入ってきて、考え込んでしまった。「はたして今ライブビューイングの会場に行くのは正しい行動なのだろうか?」と。ガーン
もちろん劇場では大丈夫だと判断したから上映するのだろう。しかし閉ざされた空間内に大勢の人が長時間いることは事実だ。
会場に来る人たちはみな”ハロプロファン”なので言いつけは守り、熱があったり体調の悪い人は来ないだろう。しかし絶対に感染者がいないとは言い切れない。このウィルスのやっかいな所は健康な若者なら感染しても発症しない場合が多く、そういう人は無意識に他人に感染させてしまうことがあり、そうやってどんどん感染が広がってゆくということだ。
叫び

私はこぶしファクトリーが好きだし浜浦彩乃という推しメンもいるので、彼女たちの最後のライブは見届けたかった。ドキドキ
しかしいわゆる”こぶし組”ではない。そう言えるほどこぶしファクトリーにのめり込んでいるわけではなく、今までこぶし単独のライブは観たことがないし、今回のラスト公演も生ライブではなくライブビューイングを選んだ時点で”こぶし組”とは言えないことは明らかだ。
前日まではすっかり行くつもりだったし、この日もチケットを持って会場までは行った。…しかしそこで諦めた。
ぐすん
 

 

決断した時には自然に涙が出てきた。これが最後の機会なのに彼女たちの最後の勇姿を見届けてあげられなくて申し訳ないという気持ちだった。
我が家ではCSも見られないし、他にこぶしのラストライブをリアルタイムで見届ける手段はないから、その内DVDが出たら買おうと思う。


だけど間違った選択だったとは思っていない。…だってライブビューイングとはいえこぶしファクトリーのライブが感染拡大の原因の一つになるなんてことは万に一つもあってはならないからだ。
たぶん”こぶし組”の中には医療従事者だっていると思うし、その人たちも同じ事を思うだろう。(そういう人たちは今本当に大変な状態でライブが観たくてもとてもそれどころじゃないだろう。その尋常ではない頑張りには本当に頭が下がる思いだ)
ガックリ
おそらく会場内には私よりもっとこぶしが好きな人たちがたくさんいただろうし、私が行かなかったことでその席の周囲にほんの少しでも余裕ができて感染リスクが減ったのならそれでよかったと思う。晴れ

今回のライブは無観客で彼女たちの目の前には誰もいないけど、遠くから観ている人はたくさんいるし、私も含めていろんな事情で観られない人たちも彼女たちの解散を惜しみ感謝する気持ちはみんな一緒なのだ。グッド!
そういう人たちの想いを彼女たちも信じていたのだろう。SNSにはライブを観た人たちの感動したという声が多く上がっていた。無観客なのにそんな感動的なライブができたということは、おそらく彼女たちには見えていたはずだ。全国で応援するこぶし組たちの姿が。。だからこのライブ、決して無観客じゃなかったのだと思う。合格
私も結果としてその最後の勇姿を観ることはできなかったけど、広瀬彩海、野村みな美、和田桜子、井上玲音そして浜浦彩乃の5人の今まで5年間の活動に深く感謝するとともに、これからの彼女たちそれぞれの人生が幸福に満ちていることを祈らずにいられない。虹
 

 

とまあハロプロ関係のブログやツイッターではライブに行った感想をUPするのが普通だが、行くのを止めたことを書くのは珍しいというか、そんなのわざわざ書くなよと言われるかもしれない。あせる
ただし、行かないという決断はあくまで私自身の選択であって、くれぐれも断っておくがライブビューイングに行った人をどうこう言うつもりはまったくない。
ライブビューイングの上映を決めたのは各劇場だし、やるからにはそれなりに万全の体制を整えていたはずで、それに行くも行かないも観客の自由なのだから。
「不要不急」の定義が政府からはっきりと示されているわけではないのであくまで自分で判断するしかないが、ライブビューイングなどに出掛けるのはそのアーティストが自分にとってどれだけ大事な存在であるのかにかかっているのではないか。
私は考えた末に今回のこぶしファクトリーは行かない判断をした。それはこの状況でも会場に足を運ぶ人たちは私以上にこぶしを愛している人たちだろうと信じるからだ。そしてその人たちにしっかりとこぶしファクトリーのラストライブを見届けてほしいと思ったからだ。
OK

しかしライブビューイングに行った人たちにこれだけはお願いしたいのは、これからの2週間は不要不急の外出はもちろん他人と接触することも極力避けてほしい。特に年輩者との接触は絶対にないようにしてもらいたい。
仕事上どうしても接触するという人はマスク着用はもちろんのこと、事前の手荒い消毒など細心の注意を払っていただきたい。

仲のいい友達とも今の時代は直接逢わなくてもLINEやメールさらにはテレビ電話などいくらでもコミュニケーションの手段はあるのだから。携帯
何度も言うようだが、このウィルスの怖いところは「知らない内に自分が加害者になってしまう」ということだ。家に帰った後も”2週間後に安全を確認するまではイベントは終わらない”と思っていただきたい。グー
今後4,5月もハロプロ関係のイベントは予定されているが、今の状態が続くようならそれらは中止または延期するべきだと思う。
卒業公演もいくつか決まっているが、その開催がもしも難しくなったら世の中がこういう状態なのだから出来れば卒業そのものを延期していただきたいと思う。(それが出来ない理由というのは、私には思い付かない
汗

さて最後に話のついでのようになってしまって申し訳ないが、さっきもちょっと触れた志村けんさんのことも書いておきたい。
子供の頃からずっとドリフターズのお笑いを楽しんできたので、その中心人物であった志村けんの訃報はとても悲しいことだ。
タラー
しかし志村けんという人を思うと、笑えるシーンや楽しいシーンしか浮かばないのだ。これは生涯コメディアンであった志村けんにとって大きな勲章であると思う。拍手
ドリフターズでも加藤茶とのコンビでもあるいは単独でも、志村けんは常に日本中を笑いで満たして人々を楽しませてくれた。
”偉大な日本の喜劇王”であった志村けんさんのご冥福を心からお祈りいたします。
お願い



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