ルパパト第23話とウシバロックと鈴木愛理と | チョッキーQ.の『ハロプロ物語 feat. 工藤 遥』

チョッキーQ.の『ハロプロ物語 feat. 工藤 遥』

モーニング娘。を中心としたハロプロに関して自分が思ったことを、日記ではなくエッセイ風のまとまった文章でUPしています。
(鞘師里保と工藤遥の”卒業”など)


7/9(月)に日本武道館で行われた元℃-ute鈴木愛理のソロライブを観てきた。
今まで℃-uteの単独ライブは解散公演の埼玉スーパーアリーナしか行かなかった私が鈴木愛理のソロライブに行ったのは意外かもしれないが、実は私にとって鈴木愛理は現在活動しているハロプロOGの中で一番古くからの推しメンなのだ。
今はさすがに若い推しメンの方に目が行くが、慶應義塾大学を4年で卒業したインテリでありながらあの気さくな親しみやすいキャラクターの可愛さは”アイドル中のアイドル”と呼ぶにふさわしいものだと思う。
今年ソロデビューして早くも武道館ということで驚かされたが、その抜擢に充分応える、いやそれ以上のパフォーマンスを見せてくれた。

 

 

もしも彼女のステージを「℃-uteの5分の1だろう」などと思う人がいたら、その認識は完全に間違っている。
今の鈴木愛理はアイドルの℃-uteから完全にソロアーティストとして脱皮したようだ。
あの広い武道館の隅々まで染み通るような圧倒的な歌唱力。そしてダンスのキレは相変わらずだが、彼女のオリジナル曲には℃-uteのような激しいダンスは付いていないようだ。しかしダンスがないのになんでこの人はこんなにカッコいいんだろう?と不思議な気持ちだった。
また本人が出演するVTRを多用して生のステージのパフォーマンスと絡める演出も面白く、衣装などは13回も着替えるなど、観客を飽きさせない工夫も行き届いて、全体としてかなりレベルの高いエンタティンメントショーに仕上がっていた。

 

ところで開演前に席に座りながら私は「武道館なのにオープニングアクトがないんだな」とぼんやり考えた。それはあたりまえで、鈴木愛理はもはやハロプロではないんだからハロプロの若いグループがオープニングアクトを務める訳がない。
だがそこで私の頭に一つの妄想が浮かんだ。「愛理はハロプロOGなんだから、最近ハロプロを卒業してソロで活動している後輩のOGがオープニングアクトを務めればいいのに」
そう。私の頭に浮かんだのは工藤遥がオープニングアクトでソロ曲『秘めた想い』を歌う姿だった。

 

 

そんな私の勝手な妄想は置いといて、ルパパト第23話である。
今回私は放送開始以来初めてリアルタイムで視聴できなかった。テレ朝夏祭りの「ヒーローショー&夏映画スペシャルイベント」で生の工藤遥を初めとするルパパトメンバー7人を見てきたからだ。
このイベントのことは次回に書こうと思うが、帰ってから録画しておいた23話を見た時、ついさっきまで生でステージに立っていた人たちをあらためてテレビで見るのが不思議と新鮮な気がした。

 

さて今回は今までノエルを一番警戒していた透真がシェフとしての腕を見込まれて囮捜査に協力し、ノエルと組むという話。
先にパトレンの3人が囮になったそうだが誰も料理がまともにできないので失敗。つかさってあんなに料理がヘタだったのか!真っ黒焦げのパンケーキは衝撃的だった。^^;
なぜ蒙古タンメンのカップ麺が置いてあるのかと思ったら、咲也がカップ麺を丼に入れて自分が作ったタンメンに見せかけてたらしい。ヒッデェ~!(;^_^A

 

囮作戦が成功してアジトの船の中に連れ去られた透真とノエルだが、ここはギャングラーの幹部級怪人ライモン・ガオルファングの率いる”ライモン軍団”のアジトだった。ライモンの持つステイタス・ゴールドの金庫はVSビークルでは開けられないのだ。
しかし私には金色の金庫がVSビークルで開けられないことよりも、2人が閉じこめられた船室の思いっきり旧式のカギがVSビークルで開けられたことの方が驚きだった。(゚_゚i)ハイテクな電子装置とはまったく縁のない物理的なしくみのカギもあっさり開けてしまうVSビークルって、いったいどうなっているんだ?(笑)

 

透真と料理対決をするのはライモン軍団の料理長ウシバロック・ザ・ブロウだが、実は工藤遥はこのウシバロックがギャングラーの中の”推しメン”だそうだ(笑)。
ボスの「ライモンちゃん」のために料理を覚え、自分よりうまい料理を作る透真に嫉妬して怒り狂うという、一途で一本気なところが「愛おしくてたまらない」そうだ。”一途で一本気”といえばどぅー自身もそうなので、シンパを感じるのかもしれない。
工藤遥の好みの異性のタイプは意外と今まであまり聞いたことがないが、見た目ではなくこういう心意気に魅力を感じるというのは、あれだけのイケメンに囲まれていても誰にもなびかない初美花とも共通するものを感じてホッとする。

 

その初美花だが、今回は比較的出番が少なかった。しかしそれでもラスト近くでノエルに対する態度に変化が見られた透真の顔を下から覗き込むように見ている時の初美花のアップ顔が最高に可愛かった。
やっぱり工藤遥の”右の八重歯”は最強だと思った。あれはいつまでもなくさずに守り続けて欲しいと願う。

 

さて今回の”子供には絶対分からない”マニアックなネタはなんと言っても登場したギャングラー怪人3体の名前である。
まず「ライモン軍団」というのは昔の刑事ドラマ『西部警察』の渡哲也演じる大門圭介をボスとした「大門軍団」が元ネタだろうというのはすぐ分かる。
そして3体のライモン・ガオルファング、ギーウィー・ニューズィー、ウシバロック・ザ・ブロウだが、ボスのライモン・ガオルファングは「サイモンとガーファンクル」だろう。次のギーウィー・ニューズィーは固有名詞ではないがおそらくニュージーランドに生息するキウィ(フルーツではなく鳥の方)がモチーフになっているようなのでこの名前なのだろう。
しかし一番傑作なのは今回のメイン怪人であったウシバロック・ザ・ブロウである。
この名前の元ネタが分かるだろうか?私はこれに気が付いた時は一人でウケてしまった。
ヒントは今回のストーリーが「料理の鉄人」対決だったということである。

 

と言ってもかなり古い番組なので若い人には分からない(当然ちびっ子にも^^;)だろうが、番組が選定した3人の”料理の鉄人”に対して各界の料理自慢(プロ、アマを問わず)が毎週1人ずつ挑戦して、その出来映えをホストの鹿賀丈史を初めとする審査員がジャッジして勝ち負けを決めるというものだった。
そういえばウシバロックって鹿賀丈史に似ていないこともない。なぜなら鹿賀丈史は”水牛顔”だったから(笑)。
ちなみに調べてみたら、「料理の鉄人」という番組が終了したのは、モーニング娘。の「ラブマシーン」が発売された頃で、その約1ヶ月後に工藤遥が生まれている。

 

といったどうでもいいウンチクで時間稼ぎをしたが、いい加減に快盗を…いや、解答を示そう。
”ウシバロック・ザ・ブロウ”という間に「ザ」が入っているのはギャングラー怪人としては変わった名前だが、これを区切らずに言うとウシバロックザブロウ。さらに続けてウシバロクザブロウ…ウシバロクサブロウ…ウチバロクサブロウ…ミチバロクサブロウ。。
そう。「料理の鉄人」といえばこの人。”初代和食の鉄人道場六三郎である。キラハート
鉄人の中でも最も勝率が高く、「料理の鉄人」という番組の象徴的な人だった。
まあ分かる人は”料理対決”ということですぐにピンと来たかもしれないし、分からない人は答えを聞いても「道場六三郎ってだれ?」と思うだろう。マニアックネタとはそういうものだから。

 

といったところで、15日のルパパトイベントのことは次回にと書いたが、1つだけここでお知らせしておこう。
公式サイトによるとこの15日のイベントでルパパトに関する”重大発表”があるとアナウンスされていた。
ハロプロを長年見ていると”重大発表”と聞くとギクッとして意味もなくビビッてしまうのはあるあるだと思う。しかし番組サイドがちびっ子が楽しみにしているイベントで悪い発表をする訳がないのだ。
だから「コグレ(温水洋一)が卒業する」とか「ルパンレンジャーに”パン屋の斎藤さん”が新メンバーとして加入する」とかいうことは一切なくて、要するにルパパト本編とは別のスピンオフドラマがこの夏2本も同時に配信されるということだった。
これは嬉しいお知らせだが、それにしても映画版といい「てれびくん」のDVDといい、よくスピンオフ作品が出来る番組だこと。それだけ制作スタッフの想像力を掻き立てる魅力的なドラマだということだろう。

 

さて、逃げた”ライモン軍団”の2体が気になるが、来週は魁利とつかさという意外に珍しい組み合わせで、2人の過去が掘り下げられるらしい。

 

という訳で、また来週まで。アデュー!キラキラ

 

 

               [目次]へ