羽賀朱音~”今度はあなたが花開く番!” | チョッキーQ.の『ハロプロ物語 feat. 工藤 遥』

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モーニング娘。を中心としたハロプロに関して自分が思ったことを、日記ではなくエッセイ風のまとまった文章でUPしています。
(鞘師里保と工藤遥の”卒業”など)


3/7はモーニング娘。'18の羽賀朱音の16歳の誕生日だった。

 

今まで私の4人の推しメンの内、3人についてその誕生日を機会として書いてきたので、あかねちんについても書いておこうと思ったのだが、すでに小田さくらの誕生日も過ぎて、2月3月のバースデーラッシュも終わってしまった。
実はこの文章はもっと早くUPするつもりだったが、花粉症と腰痛という私の2大持病が同時に襲って来てしまい、どうにもまとまった文章を書くのが困難だったので、こんなに遅れてしまった。^^;
でも羽賀朱音のバースデーイベントはまだ先のようなので、まあ一応セフセフってことで。。

 

ちなみにメンバーのブログによると、小田さくらのお祝いではバースデーケーキではなくバースデー手羽先が出たそうだ。(知らなかったけど、毎年そうなの?なんで?^^;;)
全員が手羽先で乾杯(?)している写真の中で羽賀朱音の顔は見えなかったが腕が写っているのはよく分かった。なぜなら一人だけ手羽先ではなくプチトマトを持っていたからだ(笑)。

 

そう、プチトマトと工藤遥をこよなく愛する最年少の少女、それが”モーニング娘。の羽賀朱音”である。
他のメンバーの話題でもつい工藤さんの話が出てしまったが、私にとっての羽賀朱音というと、これはもう工藤遥抜きには語れない。
私が工藤遥の次にブログへのコメントをたくさん書いているのが羽賀朱音だが、そのほとんどは工藤さん絡みのことだ。
だから以下の文章ははたして羽賀朱音についての文章か工藤遥についての文章か分からなくなる恐れもあるが、ご容赦願いたい。(え?いつものことだって?^^;)

 

 

12期メンバーの4人が発表された時、牧野真莉愛は華やかな美少女であり尾形春水はシンメトリーで整った顔立ち、野中美希はヴィジュアル的にはいまいち(失礼^^;)かもしれないがバイリンガルでありアメリカナイズされた大胆なキャラという目立つ特徴を持っていた。
その3人に比べると羽賀朱音ははっきり言って一番地味な存在だった。最年少であり清楚な美少女というある意味最もオーソドックスな”日本のアイドル”的ではあったが、それだけに特徴が乏しかった。

 

ところで12期メンバーオーディションは2回開催されて1回目は「該当者なし」でその時最終選考に残った者はみな研修生になった。そしてその中には羽賀朱音もいた。
その他のメンバーは山木梨沙、船木結、段原瑠々など今は他のグループで大活躍している人が揃っている。しかしその同期のメンバーの中で、当初の希望通りモーニング娘。に入ることが出来たのは羽賀朱音一人だけだった。
ということはスタッフは彼女の中に他の優秀な同期よりもっと”モーニング娘。向き”なものを感じたということだろう。
彼女は研修生時代からモーニング娘。の工藤遥に憧れていることを表明していたが、それが影響したとは思えない。なぜなら稲場愛香や佐々木莉佳子も同じような表明をしていたが、どちらも別のグループに選ばれているのだから。

 

それならそれはいったい何なのか?と言われても私にははっきり答えることはできないが、もしかしたら”妹っぽさ”かもしれない。
13期14期と後輩が入ってきても依然として彼女は最年少を保っている。ひょっとしたら事務所はわざと羽賀朱音より年下を入れなかったのではないかという気がする。モーニング娘。のような大人数のグループにはそういう”妹的なキャラ”も必要なのだろう。
しかし家庭内でのあかねちんは逆に長女なのだそうだ。
これは私が昔ちょっと芝居を囓っていた頃、ベテラン役者の先生から聞いた話だが、酔っぱらいの演技がうまい役者はむしろ酒が飲めない人が多いそうだ。つまり酒の席で素面でいるから周りの酔っぱらいをじっくり観察できるためだと。
つまり羽賀朱音の”妹力”は、家庭内ではお姉ちゃんだからこそ”妹はどうあるべきか”を認識しているからではないかと思う。

 

また彼女は独特の人なつこさを持っていて他のグループにも仲のいいメンバーが多い。船木結や段原瑠々のように研修生時代の同期はもちろんのこと、つばきファクトリーの小片リサ、元カントリー・ガールズの稲場愛香など、ある意味モーニング娘。と他のグループの橋渡しのような役目も務めている。
これもやはり彼女の”妹力”による効果の一つとも言えるだろう。

 

モーニング娘。'18における私の現在の推しメン4人(牧野真莉愛、羽賀朱音、横山玲奈、森戸知沙希)の中で誰が一番好きかは自分でもその時の気分によるが、心情的に誰に一番活躍してもらいたいかと言えば、それはやはり羽賀朱音である。
彼女は自分にとって”仲間”のようなものだから。それはもちろん”工藤遥を愛する者どうし”ということだ。

 

だから、私が彼女に本当に言いたいのは”感謝の言葉”である。工藤遥のファンを代表して羽賀朱音には「ありがとう」と言いたい。
…いや、私が”工藤遥のファンを代表して”などと言うのはおこがましいし僭越であるのは分かっている。私はたぶん彼女のいいファンですらないだろう。彼女のためになることを何一つしてあげられていないのだから。
だからそういう自分自身を棚に上げてあえて言わせてもらうと、工藤遥にとってあんなに一途に真剣に自分のことを慕ってくれる後輩が身近にいたことはどんなに励みになっていたことだろう。

 

工藤遥という人は一見明るく華やかで、強気で何でもスイスイこなしていくように見えて、実はその生真面目さゆえに自分のパフォーマンスやアイドルとしての適正などに常に悩み続けた人だった。
だから自分を好きだと言ってくれる羽賀朱音が同じグループに入って来た時、「身近で自分の嫌な面を見たら嫌いになるんじゃないか?」と不安だった。しかしそれでも彼女は先輩として、12期に対して時には厳しく指導しなければならないこともあった。
そして最近になってあかねちんは言っていた。「加入した時の”工藤さん好き度”を100だとしたら、今は500から1000くらい、工藤さんが大好き!」と。
そう。彼女は工藤遥のいい所も悪い所もすべてを見て、そしてすべて受け入れた上で、ますます好きになってくれたのだ。

彼女が居てくれたおかげで、工藤遥はアイドルとしての自分に自信を持ち、そして最後まで堂々とアイドルを勤め上げることが出来たのだと言っても過言ではないだろう。

 

工藤遥が卒業してから羽賀朱音は毎日のようにブログを更新し、ハロモバメールも(会員でないと分からないが)毎日のように送ってくれた。
最初はファンを心配させないように、自分は工藤さんがいなくなってもこんなに元気なんだというのを見せつけようとしているのだと思った。だとしたらなんと健気でいじらしい…でもそんなに無理をしなくてもいいんだよと言ってあげたかった。

 

しかし、どうやらその必要はなかったようだ。彼女は決して無理に明るく振る舞っているのではなく、一人のアイドルとして本当に覚醒しようとしているようだ。
そう、彼女は分かっていたのだ。自分が今まで工藤さんから学んだことを活かしてりっぱなアイドルになり、モーニング娘。の中で輝く存在になることが、工藤さんへの一番の恩返しになると。

 

研修生時代から純粋に羽賀朱音推しだった人の中には、彼女があまり工藤さんに傾倒することを快く思ってない人もいるようだ。まあその気持ちも分からないこともないが、しかし憧れの先輩を持つというのはアイドルとしてあたりまえのことだろう。
あの自分を売り込むことに最も貪欲で他人のことにはほとんど興味がない生田衣梨奈にさえ”新垣里沙”という絶対的な憧れの人がいる。

 

しかも羽賀朱音は決して”工藤遥2世”になろうなどとは思っていない。工藤さんは”唯一無二の人”でありその真似をしても意味がないということを誰よりも分かっているからだ。
ただ尊敬する先輩の学ぶべき点は積極的に見習おうとしている。

 

去年秋のZDA(全国同時握手会)で東日本担当のメンバーが新宿の会場に集結した時、彼女は「今まで工藤さんがやっていた楽屋の整理整頓などの周囲への気配りなどをこれから私が引き継いでやっていきたい」ということを言って、満場の観客から拍手をもらっていた。そして先輩方の話によると、工藤さんが卒業した後から本当にそれを実行しているようだ。

 

また、最近では彼女はMCやラジオ番組などで仕切り役をやることが多い。ここでも”仕切り屋”だった工藤さんを引き継いでいるようだが、そう言えば12期以降のメンバーの中で「モー女。」にゲストで呼ばれた回数が一番多いのも羽賀朱音だ。スタッフも彼女の喋りのうまさを認めているのだろう。

 

後はツッコミがもっとうまくなればいいのだが。。明らかなボケに対して突っ込むのは誰でもやっているが、そうではなく相手の話を聞いて細かくツッコミを入れることによって話を回していくという技術である。(工藤さんはそれがうまかった)
しかし羽賀朱音の能力はむしろボケに回った時に発揮されるようで、それも牧野真莉愛のような”天然”ではなく、相手に突っ込まれることを想定した”ボケのえさ”を蒔くという高度なテクニックを持っている。
例えば先週の「モー女。」のオープニングの”これだけで30分いけると思うトークテーマは?”に「地球の平和について」と答えて、いきなり何を言い出すのかと思わせておいて「地球が平和なのは”生きている神様”がルパンイエローとして活躍なさっているから」と言って、「結局そっちか~い!」と突っ込ませる展開に持って行ったのは見事だった。
これだけの技術を持っているのだから、誰か彼女の蒔く”ボケのえさ”を確実に拾ってくれる人と組めば、名コンビになる可能性がある。(私の見た所、横山玲奈が有力だと思う)
このようにまだ発展途上とはいえ、羽賀朱音がモーニング娘。の中で確実に自分の地位を築きつつあるのは確かである。

 

以前のブログの森戸知沙希の所でも書いたが、工藤遥という人はある意味”太陽”のような人だった。
また私は事ある毎に工藤遥のイメージを「まるでアニメの主人公みたい」と言って来た。一途でまっすぐで自分の夢を次々に実現させる行動力と頑張りを持っているが、お調子者でヤンチャで多くの人に愛される””を持った人。
この彼女の”愛され力”とでも言うものは、おそらく生来のものなので他人が習得しようと思っても無理な話だろう。
しかし先にも述べたように羽賀朱音にも独特の”妹力”がある。それによって周囲に可愛がられている。そして今、彼女は一人前のアイドルとして、花開こうとしている。

 

太陽が近くにあると、そのまぶしさによって星は見えない。しかし工藤遥という太陽は遠くへ行ってしまった。
あかねちんが工藤さんのことを思っている限り、工藤さんも遠くから照らす太陽のように彼女の成長を見守っていることだろう。
そう。今こそ羽賀朱音という「花が咲く  太陽浴びて」。花キラキラver2


そしてまた蛇足になるが、他の人の所でも書いたことだがあかねちんの場合は特に、来年17歳になった時に”妙な考え”を起こさないで欲しいと思う。
つまり「工藤さんが17歳で将来のことを決めたのだから、自分も…」などとは思わないでもらいたい。いくら憧れの先輩でもそんなところは見習わないで欲しい。
世間的には17歳で”第2の人生”を決めるなんてのはむしろ異常なことなのだから、せめて二十歳過ぎるまではアイドルとしての輝く姿をファンに見せて欲しい。
だって工藤さんはあなたを始め後輩たちに道を譲るために、新しい世界へ旅立って行ったのだから。

 

 

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