お久しぶりです🙏


介護をしていたワンコ

最後まで本当によく頑張りました。


10月19日に虹の橋を渡りました。

15歳でした。


亡くなる数週間前には、BUNという数値が

入院して点滴を打っても良くならず

むしろどんどん上がっていき、

先生には自宅点滴を続けてあげて

もうそろそろお別れですと言われました。


亡くなる間際の自宅点滴と投薬は

本当に嫌がって嫌がって。。。


泣きながら注射針を刺し

痛くて悲痛な抵抗をしてくるので

針が抜け、なのでまた泣きながら打ち直し、、

夫に

「もうやめてあげていいかな」と泣きながら相談し

亡くなる2週間前に、点滴も投薬も辞めました。


正直この時が

多分亡くなる時より泣いた気がします。



「もういいよ、ごめんね。もうやめよう」


点滴をやめてから、急に咳もしなくなり

とても穏やかに寝るようになりました。


本当に楽そうでした。

(本当に楽だったかは本人にしか分からないけど

急に穏やかに寝てる時にしんどくて起きる事がなくなった)




先生のおっしゃる事と逆の行為をする事は

とても勇気がいりました。

電話で「打つのを辞めても良いでしょうか?」

と聞いたところで医者的には

打ったほうがいいとしか答えられないだろうし

その質問をするとお医者様も困るだろう。


そして点滴をやめたことにより

本人が辛い思いをしてしまったらどうしよう。

など、とても迷いました。



しかしうちの場合は

本当に穏やかになりました。

「もう痛い思いはさせないから安心してね」

と言ったのが理解出来たのか?と錯覚するほどでした。



亡くなる1週間前は、ヨロヨロになり、

水も飲みにいけなくなり、

シリンジでお水は少しずつあげていました。


しかし亡くなる1ヶ月前からは

ほとんど食べ物を口にはしなかったです。


手作りで鳥ミンチでチキンナゲットを作ったものが

唯一少し食べてくれましたが

ホームセンターで買い漁ったり

百貨店のペット用品店で買ったオーガニック系

キャットフード、人間用の介護用食品、離乳食

色々試しましたが、ペットフードは全く口にしませんでした。


本当に何を食べてくれるか

試行錯誤してる間は

正直本当に辛かったです。


子供が離乳食を食べてくれない子で

その時も少し精神的に情緒不安定になったことがありますが

食べてくれなくてもミルク飲んでくれていたので

正直精神的にはあの時よりよっぽど辛かったなぁ。。


(育児と犬の介護を比較するのは変ですが

辛さの比較として🙏)



まるで自分が亡くなるのを分かっているかのように

「もう、ぼくは食べたくないんだ」

と強い意志を持っているかのようでした。


点滴をやめてからは、

言い方が合ってるかは分かりませんが

本当に、「枯れていく」ようでした。


人も動物も植物も

こうやって枯れていくのが自然なのかなと

見ていて思いました。


変に周りが手を加えて点滴を入れる方が

本人は、いくのがツラいのかもしれません。


もう歳も歳ですし

確実にこれ以上良くなることはないと

分かっていただけに

食べ物を口にせず

どんどん痩せていくうちの犬を見て

もうお願いだから心臓止まってあげて。。

て思っていた事もあります。


いついってしまうか分からないので

特に夜は、寝ている間に亡くなってたらと思うと

ほとんど寝れず

リビングに布団を敷いて添い寝してました。


そして最後の日


うちの犬の大好きな長女8歳が

学校から帰って来るのを

待っていたかのようでした。




最後にじーーーっと

大好きな娘の顔を見て


最後は私が抱き抱えて

私の腕の中でいきました。


最後の最後の動画です。

(苦手な方は見ない方がいいかもです。🙏)






先に意識は既になくなり、自然に心臓が止まり
穏やかに亡くなりました。

最後は
心臓は動いているけど、
もうこの子の魂はここにはない。という感じでした。

家族でみんな泣き崩れましたが、
亡くなった悲しみと
この子の苦しみが、やっと解放された。という安堵感が、私には正直ありました。

5年前ほどからずっと
心臓病で薬を服用していて
いつ亡くなってもおかしくないくらい
心臓の弁が薄いと言われて

大往生だったと思ってます。

それでも、愛犬の死は
分かってはいたものの、思ってた以上に辛かったです。


私が独身時代の頃に飼い始め
ワンコからしたら
夫が増え、
子供が1人増え、また1人増え

私の行動全てを、文句ひとつ言わず
ついてきてくれて、付き合ってくれた相棒でした。


天国とか、あの世とかは
私はピンと来ない人間ですが

どこかで元気で走り回ってくれていたら
嬉しいなぁ、とも思います。

この子と一緒にいれた15年は
本当に当たり前すぎて
失ってから気付く大きな何かが
あまりにも大きくて

今も少しずつ受け入れていこうと思ってます。

唯一無二の愛犬。

あなたがいない今日も、
地球は何事もなかったかのように周り、
そして1日が終わりました。

明日も精一杯生きていきますね。

また会う日まで。。