うちの父は、公務員をしながら副業に猛烈に手を出していました。



不動産投資、飲食店経営、植木の販売、ブロマイドやポスター屋さん、百科事典の販売、謎の化粧品や食品等。



子どもだった私が把握していないものも、きっとまだまだあると思います。




公務員なので、副業はたぶん母の名義。



でも正直、ことごとくセンスがなくて、全部失敗。
結果、借金まみれで、めちゃくちゃ貧乏な家庭でした。



家も何軒も変わりました。普通の家の他に、1階が事務所等テナントになっている家や店舗付き住宅等、形態も様々。



買っては売り、また買っては売り。



自宅だけじゃなく、他にも不動産投資をしていたみたいです。でも、トータルで大赤字。



公務員って、銀行がお金を貸してくれるんですよね。



それで、いろいろ手を出して、さらに借金が膨らんで、自転車操業状態。



小さい頃の私は、「公務員って貧乏なんだ」と本気で思ってました。



今考えると、余計な事業や投資なんてせずに、
大人しく公務員一本で暮らしていれば、もっと平和な生活ができたはずなんですよね。



父が定年になって、借金ができなくなり、やっと家計も落ち着きました。




とはいえ、定年後も実家のローンはがっつり残っていて、
両親とも、かなり長い間働き続けていました。




そんな家庭で育ったからこそ、
「こんな夫じゃなくて、本当に良かった」
…心の底から、そう思います。