日本の女性が何年も連続で長寿世界一なっているのはご存知ですよね。
ただある年だけ連続の記録を譲った時があるんですよ。
それが2011年です。
気が付いた方もいると思います。そう忘れもしない3/11東北大震災のあったとしです。
平均の数値を下げるくらい多くの人がなくなりました。
そんな時、北野武さんが震災後に言った言葉が頭をよぎります。
常々オイラは考えてるんだけど、こういう大変な時に一番大事なのは「想像力」じゃないかって思う。今回の震災の死者は1万人、もしかしたら2万人を超えてしまうかもしれない。テレビや新聞でも、見出しになるのは死者と行方不明者の数ばっかりだ。だけど、この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、被害者のことをまったく理解できないんだよ。
じゃあ、8万人以上が死んだ中国の四川大地震と比べたらマシだったのか、そんな風に数字でしか考えられなくなっちまう。それは死者への冒涜だよ。
人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。
考え方一つで思いの強さが変わってきますよね。一つの命には多くの思いが詰まっていてそれが2万件分あるということです。
あれから4年色々なことがありました、忘れずに過ごしながら前を向いて歩いていこうと思う3月11日です。
田山 雅哉