fish chips cigarettes -7ページ目

 焼きキャラメルプリンタルトの程は相変わらず。残り三切れがなかなか食べ終えることができず。おいしんだけどねえ。

 二十歳くらいの時に東京オリンピックが開催されることを知り、将来私は東京オリンピックを生で見て、感動をして、その感動のあまり心臓発作を起こして死ぬ、そういう人間になろうと思ったのです。死は喜劇くらいがちょうど良いのだから。東京オリンピックでの死者一名。どことなくアナーキーな気もするでしょう。いつかの歴史の教科書の端っこあたりにもしかしたら書かれるかもしれないし。
歴史に名を残せるチャンスかもなあ。どうでしょう、ねえ。

 今、私は読みたい本がいくつかあるのです、梶井基次郎の檸檬、夢野久作の死後の恋、西村賢太の苦役列車。苦役列車に関しては私が十八、十九歳頃に発行された小説で、ちょうど主人公の年齢と同じということもあり、そしてちょうど私がまさに苦渋を舐めさせられていた時期であり、様々な共通点を感じ読んでみようと思っていた作品ではあったのですが、間も無く映画化され世に羽ばたいていった彼を見ていたらどうにも読む気が失せてしまって。

 作品はあくまで作品で、作品に登場する人物とは全く違う世界の出来事なのだから関係はないのだけれど、ただ人間というものは自己中心的に物事を図り、薄情なものですからそうなってしまうのです。そう考えると結局、苦渋を舐めさせて来た人間と苦渋を舐めさせられた私は同じような人間であったということでしょう。話の舞台は全く変わりますが、本質的に考えたらというお話です。
全く地球が丸いものだから、こうも綺麗に物事は円を描いてしまうのでしょうね。