よく笑い話として言われること──病院の待合室にて「どうもお待たせ~、あれ? 今日は○○さんは?」「あら、そな言うたら今日来てへんなあ」「どないしたんやろ、どっか悪いんかな?」で、その後そのオバハン2人は午前中ひとしきり世間話で盛り上がり「あ、そろそろお昼やな。ほなこれで帰るわ」「ああ、また明日な」──実際にそんなことがあるかどうかはわからないが、たまに病院を受診して待合室にいると、そんなノリに見えるオバサンたちに遭遇することは、確かにある。 それらのオバサンたちは決して暇つぶしではなく実際に病院に用事があって来てるのかも知れないが、大半はちょっとした症状だったり、薬をもらいに来たりしてるだけで、そんな重症である場合は少ないと思われる。重症だったらそんなに頻繁に病院まで歩いてこれたりしないわけで──その意味では上述、笑い話として書いた「○○さんおらんけどどっか悪いん?」も丸っきり笑い話でもないのかも知れない。 一連の新型肺炎騒動で不要不急の外出の自粛が呼びかけられ、さらに病院は逆に感染源になりかねない状況の中、それらオバサンたちの姿は、果たして待合室からは消えたのだろうか? 中高年は感染すると重症化しやすいのだから、特に不要不急の来院は自粛してもらいたいところだが…、いうこと聞かずに出歩いたりトイレットペーパー買い占めに並んだりする高齢者が多数いる状況では、病院の待合室も相変わらずな感じなのだろうか…? 高齢者は体力も免疫力も弱っており、ただでさえ感染症には弱い。既往症の病歴によってはさらに深刻な症状になりやすいわけで、今回新型肺炎が蔓延してるからではなく、通常時であっても、さまざまな病気を持った患者が殺到している病院の待合室には必要以上に長居するものではない。現在の新型肺炎騒動もおそらくは永遠ではなく、どこかで収束はするのだろうけど、それで自粛解除、また病院に集まろうだなどとはよもや考えないでもらいたい。怖い感染症は新型肺炎だけではなくたくさんあり、病院は多種多様な病気が集まる場所なのである。老い先短いその生命、もっと大切にしておくれでないかい? 病院の方でも、不要不急の来院をもっと呼びかけてもらいたいし、今回の新型肺炎が収まってもその呼びかけをゆるめないでもらいたい。実際、僕ら普通の患者が病院に受診に訪れる時というのは少なからず体調の悪さにともなって気分も憂鬱なのである。そんな状態の時にオバサンたちのあの談笑の声はどれだけ身体にも心にもこたえることか…、いやホント。 しかし、こういうオバサンたちって、これで病院内から何か病気もらった日には、自身を反省など一切せず、逆に病院側を思いっきり罵倒するんだろうなぁ…。 |