この記事はJ-POP音楽及びアーティストがテーマの『Jダベ』カテゴリなので例の元メンバーの一件及びそれにともなう記者会見やその後のテレビ番組の終了や改編などについてはあまり詳しくは触れず、コメンテーターやネットの声の多数に概ね同調ですと言うにとどめておきます。ここでのテーマはあくまで音楽アーティスト・TOKIOについて、であります── 彼らについては敢えて説明するまでもなくジャニーズ系の男性アイドルユニットであるが、結成して20年余りを経てもなお人気の最前線に立ち、ヒット曲を次々と放ってデビュー以来のNHK紅白歌合戦への連続出場を昨年まで続けていたという、人気実力共に第一級のアーティストユニットであることは間違いなかろう。彼らは他のジャニーズ系ユニットとは違い、振付やダンスのパフォーマンスではなくバンド形式で活動を行い、そのため楽曲のクオリティも他ユニットよりも高く、またそれぞれのメンバーたちも自身の音楽については真摯に向き合って取り組んでいた…、という印象を僕は持っていたのだった── バンド形式、ということは、メンバーそれぞれに担当楽器があり、5種類のパートで楽曲が構成されている。ギター、ドラム、キーボード、どれか1種類楽器が欠けても、完成された音楽として成り立たない…、4人の記者会見でもそのような言葉が彼らから聞かれたが、自分たちの楽曲に長年のこだわりのある彼ら(『鉄腕DASH』などの番組からも、彼らからは良くも悪くも"職人気質"が窺える)だからこそ、そのように感じてしまうのは仕方ないかもしれない。今回欠けるのはベースだが、楽曲によってはサイドボーカルも担っており、それらが欠けるというのは楽曲的には大きな損失であろう…。長年培ってきた5人の完成形であるから、新たなメンバーを補充して体裁を整えればいいという話ではない。1人欠けるということは、そのままユニットの崩壊につながってしまうわけである──そのことを、他でもない当の彼ら自身が痛切に感じているのだろう…。 楽曲構成や演奏もさることながら、例えば♪うわさのキッスをあげる~(『うわさのキッス』)のように例の一件をモロに想起させたり、♪おまえが消えて喜ぶ者におまえのオールを任せるな~(『宙船』)のように不謹慎の謗りを誘って反省を疑わせかねないフレーズを歌詞に含むがある楽曲は今後歌いづらくなるだろうから、彼らもそうだろうが、ファンもそれらの楽曲を気持ちよく聴けなくなってしまったのではないだろうか──つまりはTOKIOがこれからもTOKIOでいられる見込みは、限りなく薄いと言わざるを得ない。もはや、単に5人が4人になったというだけの問題ではないのである。 もちろん、残りの4人のメンバーには、以前とカタチが変わったとしても前を向いて頑張ってほしい、♪勇者であれ~(『AMBITIOUS JAPAN!』)とは思うのだが── |