西鉄天神大牟田線 西鉄福岡(天神)駅 (福岡市中央区) | ちょいと、戯れ言横丁・テーマトーク館

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 その昔、武家町の福岡、商人町の博多という、那珂川を挟んで別の都市であった現在の福岡市にあたる両自治体が合併して市政を敷くにあたり、市名を『福岡』にするか『博多』にするかでかなり意見が分かれたらしい、結局は市名は福岡で中心駅は博多と称することで合意に至った、とのこと。福岡市となって1世紀以上になる現在でも市の代表駅は博多駅であり、地元の人たちの間では駅のある博多区のエリアが『博多』那珂川の対岸、中央区のエリアが『福岡』として長らく通ってきた。
 福岡市役所があるのは中央区。『福岡』のエリアである。『博多』側の人は認めないだろうけど、余所者的に見ると市内の相対的地位はやはり市名にもなってる『福岡』の方が上ってことだろうか──その『福岡』地区の中心街が天神であり、今回取り上げる西鉄福岡駅もそこにある。
 西鉄福岡駅、表題の通り正式な駅名は西鉄福岡(天神)駅と表記されており、駅や車内のアナウンスでは「西鉄福岡天神」もしくは「福岡天神」と称されるらしいが、実はこの駅が西鉄福岡(天神)という駅名になったのは2001年のことであり、僕が訪問した1999年には(天神)はつかず、西鉄福岡駅だったので、どうにも括弧つきのこの駅名はしっくりこない。首都圏だと西武線本川越(時の鐘・蔵の街)駅や東武線獨協大学前(草加松原)駅などのように括弧つきで称されるのは副駅名なので、正式な駅名というイメージがしないのである──しかしながら駅名として正式になる前から『天神』の呼称は用いられていたような記憶も薄っすらとあったりする。市営地下鉄の天神駅が隣接してるからだろうか…。
 ともあれ西鉄福岡(天神)駅は『福岡』地区の代表駅であり、上述の通り天神の繁華街に立地していて、また西日本鉄道にとっても基幹駅であるから、もちろん駅はかなり立派である。百貨店の入居する大きな駅ビルを擁しており、駅周辺の賑わいぶりは当時まだ改築前の博多駅と比べても決して見劣りはしないように思えた。繁華街は、歓楽街というよりはショッピング街的なイメージで、オシャレ度的及びカジュアル度的には博多よりも高いのではなかろうか。僕的にはかなり印象は良いと思えた。
 この時僕は、大牟田から西鉄の特急に乗り、天神大牟田線の全線乗り通して西鉄福岡(天神)駅に着いたわけだが、途中駅で繁華街的賑やかさを感じたのは西鉄久留米駅周辺くらいで、あとは起点の西鉄大牟田駅を始め、概して駅及び駅周辺が寂しい印象だっただけに、夕方の時刻でまだ西陽に照らされて明るかったこともあって天神の街がきらめいて見えたのかも知れない。駅ビルもだけど、2階にある高架駅のホームもかなり綺麗で立派なものであり、これで西鉄の車両がもう少し垢抜けてればな、なんて思ったのだけど…、西鉄的には列車よりもバスの方に力を注いでたりするのかな? 特急だと大牟田から1時間で十分通勤圏内と言えるし、大手私鉄の名に恥じない輸送力を持ってるわけだから、基幹駅だけでなく路線全体がもっとファッショナブルになっていいと思うんだけどな…。天神地区の栄えっぷりを見れば、沿線のそれを牽引して推進するには十分なものはあると思うし。
 天神では地元の友人と待ち合わせて、いろいろと街を案内してもらい、飲食店などにも連れてっていただいた。食事も美味しかったけど、店の雰囲気もなかなか良かった気がする──この時の印象からは、現在巷で言われている「福岡は修羅の街」というのが信じられないのだけど…。博多や中洲あたりも見たらまた違った印象になるのかな? 余所者的には汚い部分はなるべく見ないでおきたいとは思うけど──
 でもやっぱり駅名が…、ねw