ずいぶん前にこちらの記事にも書いたが、蕎麦アレルギーをもってる人は決して少数ではなく、かつ生命にも関わる危険なものであるはずなのに、卵アレルギーや乳製品アレルギーにくらべて認知度は低いらしい。僕のリアルでは過去に蕎麦アレルギー持ちはいたけど、他の食物アレルギー持ちはいたことがなく、自分の中では食物アレルギー=蕎麦なので、未だに信じられなかったりするのだが。 他のコーナーでも書いてることだけど、亡父の出身が兵庫県の但馬にある蕎麦が名物の観光地で、父の墓がその街の観光名所のすぐ近くにあるので、法事とかで出向いた際に土産物としては必ず蕎麦と、職場用に菓子を買って行くのだが、蕎麦の名所であるから土産物のお菓子の中にも蕎麦粉を使用したものもあったりする。そうすると、迂闊に「田舎のお土産です」なんて職場で配ったりすると、ヘタすると取り返しのつかないことになってしまうので、結構気を使うのである──蕎麦アレルギーの人にとって蕎麦粉は毒物。青酸カリやヒ素と同じと心得ねばならない。 つい先日ツイッターのTLにでRTで回ってきたツイート──重度の蕎麦アレルギーのその人は、そのことをある友人に話したのだが信じてもらえず、蕎麦粉入りのクッキーをそれとは知らされずに食べさせられてしまう。当然ショック症状を起こして入院することになってしまうのだが、その友人は全身腫れあがって見た目にも重症なその人の姿を見てもなお「大袈裟なんだからぁ」と笑ったそうである。僕はフォロー関係も何もないその人のツイートに対して「それは警察に被害届出していいレベルでしょう。殺人未遂じゃん!」とリプライを送ったのだが、それがもう公式RTとお気に入り登録がワンサカワンサカ…。普段こんなに広くツイートを読まれるのに慣れてないので正直影響の大きさが怖かったりもしたのだが…、それでも蕎麦アレルギーに対して意外と関心を持ってる人多いのだな、という感じでちょっと安心もした。 上述の通り蕎麦アレルギーは生命に関わる。アレルギー持ちの人にこれを食べさせて、万一死にでもしたら、まあ殺人罪は無理でも過失致死にはなるのではないか? 上述の例の場合、相手が重度のアレルギー持ちと聞いてたその上で騙し討ち的に食べさせてるわけだから罪はさらに重いだろうけど…、おそらくこの友人に犯意も悪意もないのであろう。まさに「自分が何やったかわかってない」ってやつである── 上述の卵や乳製品だけでなく、小麦にも大豆にもナッツにも海老蟹にもアレルギーを持つ人はいて、それぞれ生命に関わる場合もある──ヘタにそれらを友人や客人にふるまってヘタすると人殺しになるかも知れない…、という危機感があればもっとアレルギーに対する知識も関心も高まるのではなかろうか。自らにアレルギーが何もないという人も他人事と思わず、誤って最悪の悲劇の加害者になってしまう前に最低限の知識は身につけておかねばならない。 |