緑内障の兆候は全くないようです | ちょいと、戯れ言横丁・テーマトーク館

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春原圭による、よろず文章読み物ブログです。読んでくれた皆様との忌憚ない意見交換を重視したいと考えておりますのでよろしく。









 1ヶ月ほど前のことであるが、朝、会社で出勤するなり「緑内障チェックを受けてください」と言われる。パソコンでメニューに沿って簡単にできる検査で、ものの5分程度で終わるものなのである──常時車を運転する仕事なので、眼の健康、視力や視野が正常か否かというのはとても重要な問題であるから、まあ当然の検査と言える。結果的には僕の眼には緑内障の兆候は全くなく、正常であると判定されたわけだが、いつ発病するかわからないし、発病してもなかなか症状に気付きにくいらしいので、定期的にチェックしなければならないことは言うまでもない──
 緑内障というのは、放っておけばどんどん進行して行き、しまいには失明に至ると言う、恐ろしい眼の病気である。視野の一部分が欠けて、見えるべき場所にあるものがそこだけ視界から消えてしまうというのが初期症状で、放っておけば視野の欠損部分はどんどん広がって、やがて視野の全体が欠損、つまり失明ということになってしまう。発症したらもう治癒することはなく、治療としては進行を食い止めるしかない。しかし、片方の眼の視野の一部分が欠損しても、もう一方の眼が欠損した視野を補ってくれるので最初のうちは視野欠損を自覚できない場合が多く、気付かずに放置してる間にどんどん症状が進行して、気付いた時には…、ということになりやすいのも緑内障の恐ろしいところなのである…。
 緑内障の原因因子としては眼圧の高さがよく言われるところであるが、これは今までの検査で異常が出たことは一度もないので、たぶん問題はないだろう。血圧異常や糖尿病も今のところ大丈夫。なので僕に関してはとりあえず気にしなくていいのだろうけど…、しかし知らない間に発症して自覚のないまま進行し、気付いた時には相当進行してる、欠損した部分の視野を取り戻す治療方法はなく、進行を遅らせることしかできない…、なんて言われるとやはり不必要な不安を持ってしまうわけで──
 人間の身体の器官の中で2つあるものって、眼であれ耳であれ一方の異常をもう一方が補完してくれるため、見かけ上不自由なく思えるのだが…、こう考えてみると不自由のなさというのも善し悪しである。人間って、別に不自由でもないからとなると、なんやかんやにかまけて問題をついつい放置しがつになってしまうが、しかし緑内障に関しては不自由を感じるようになってしまってからでは取り返しはつかない。完全に失明ではない、視野が部分的に欠損してるだけでも、そこにあるものが見えない、他が見えててそこだけが見えないってのは、ある意味失明よりも危ないことではないだろうか。
 今、普通に眼の前のものが見えてるつもりのあなた、ホントに見えてますか? 片目つぶるとどっか欠けたりとか、しませんか? もしそうなってたら、あなたはすでに失明予備軍です…。