それってホントにノロウィルス? | ちょいと、戯れ言横丁・テーマトーク館

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春原圭による、よろず文章読み物ブログです。読んでくれた皆様との忌憚ない意見交換を重視したいと考えておりますのでよろしく。









 1ヶ月ほど前のある日のこと。午前中に普通に近所のスーパーに買い物に出かけた母が、道中突然身体が熱くなり激しい下痢に襲われたという。結局母はその日一日腹具合がすぐれず、食事もほとんど摂らないまま、翌日病院に行き診てもらう。症状を聞いた医師の診断は「ノロウィルスですね」であった。母はその日と次の日の2日間おかゆだけですごし、病院で点滴を受けたのみで、特に薬を処方されることなく、およそ1週間くらいで普通の食事が摂れるまでに回復した──
 上記の話、コトの経緯それ自体は嘘偽りなく普通に実話なのであるが…、しかしツッコミどころがあまりに多すぎてこの医師の診断を正解とするにはちょっとあまりにも…、な気がしてしまうのであるが。
 ノロウィルスはこの冬異様に流行していて、感染による死亡例も報じられているから感染の経路や症状については皆さんご存知の通りであるが──まず、母の症状は下痢のみで嘔吐等は全くなく、またその症状も2日間の点滴とおかゆで好転する程度だった。後期高齢者である母が、あのノロウィルスに感染して発症して、その程度ですむものだろうか? しかもこの医師、来院した母に診察室で話を聞いただけである。腹部の触診くらいはしたのかも、だけど基本的には患者本人の申告中心で、もちろん検便などの類の検査は一切行わずにその場で即答である──下痢をともなう食中毒を引き起こす菌って一体何種類あると思ってるの?
 で、母は基本的には近所に買い物行ったり町内の会合に定期的に出かける以外、乗り物に乗って遠出の外出などは滅多にしない人で、なおかつマスクにうがい、手洗いなど、僕の目には少々神経質ではないかと思えるくらい徹底してる人である。仕事で乗り物使ってあちこち奔走しながら、そのテのことに母よりもずっと無頓着な僕が同居してて同じように食事してて何も起きてないのである。年齢的な免疫力云々を差し引いたとしても意外な感じはぬぐえない。
 その母は発症前日に、町内の有志で市民バザーに参加して催し会場で出店に立ってたというので、最も疑わしい感染源はそこってことになるのだろうが…、しかし母と同年代(高齢世代)の他の参加者は全くそのような症状は出てないらしいし、その催しの参加者の集団感染のニュースなども全く報じられていない。会場は市の医療健康センターだからそんな場所でノロが出たりしたら大ニュースになってもおかしくないのだが──
 まあ、軽い症状で大したことなく済んだのだから何よりではあるんですけど…、でも「ノロです」の診断の安易さと対処の簡素さ、そして感染源にも大いに疑問ありという状況を総合的に鑑みるに、母のあの症状はノロではないだろう…、と思わざるを得ない──ホントにノロだったらあんな症状では到底済んでないだろ、てのもそうだけど、家族からノロが出たとなると同居してる僕にも検疫とか自宅に保健所がやってきてトイレまわりの消毒とかいう話になってもおかしくないだろうに、関係機関からそのような連絡や訪問の類は一切ないのである。診断した医師を小一時間問い詰めてみたい気がする…。