非常通報は非常の時だけにしてね | ちょいと、戯れ言横丁・テーマトーク館

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春原圭による、よろず文章読み物ブログです。読んでくれた皆様との忌憚ない意見交換を重視したいと考えておりますのでよろしく。










 警察への110番通報に、緊急でも何でもないお門違いな通報をしてくる事例が結構多いらしい。「助けてください! 台所からゴ、ゴキブリが…」「子供が言うことを聞かないから叱ってほしい」「怪我をしたカラスを助けてあげて」などなど、これら通報者本人が決してイタズラ目的でも何でもないガチ通報だというのである──警察を街の便利屋さんか何かだとガチで勘違いしてる人が、ごく一部の例外だろうとは思うけど、しかしメディアで話題になるくらいの一定数いるということにただただ驚くばかりなのであるが…。こちらに書いた通り「警察はそんなにヒマじゃないんだ!」というのはマジで多くの現場の警官の切実なホンネなのである。自分の身勝手な通報のせいでホントに駆けつけるべき事件への対応が遅れて、そのせいで余計な犠牲者が出たり犯人の逃亡を許してしまったり、などの可能性に思いを致すことはないのか?
 もうひとつの緊急通報である119番の方も事情は同様で「ちょっと病院行くから救急車で乗せてって」的な通報が多くて困ってるらしい──山形県だかどっかで119番してきた大学生に対して対応窓口が緊急性なしと軽信して「歩けるなら自分で歩いて行って」と救急出動を拒否したところ、その大学生が自室で力尽きて死亡したという事件があって問題になったことがあったが、窓口担当者の軽信の背景にこの種の身勝手通報多発があって「またかよ…」みたいになってしまったことは大いに考えられる。「オオカミだー! オオカミが来たぞー!」てやつであろう──この大学生を殺したのは、誰?
 …というような話を聞いてほとんどの人は「一部の莫迦の話だろ? そんな莫迦な通報する奴普通はいねえよ」と思うことだろう…。しかし、110番や119番は確かに極端な例としても、そこまで公共的ではない身近な組織やコミュニティの中とかで似たようなことやったりはしてませんか、皆さん?
 例えばネットでのスパム報告などである。こちらで僕自身がされたような、私憤その他で勘違いスパム報告するやつって結構いるらしい。そういうスパム報告が多数を占めることによってホントに対処すべきスパムアカウントが埋もれてしまって放置されたりするとしたら…、結果的にそれらのスパムを野放しにさせたのは他でもない勘違い通報者たちってことになるのだが──そういう認識あります?
 ちなみに、2ヶ月前にスパム報告された僕のアカウントに対してツイッター当局からはアカ凍結はもちろん、注意や問い合わせの類も一切ありません。問題なしと判断されたのか、単に多数の報告の中に埋もれてるだけなのかはわかりませんが。…僕としては問い合わせでも来てくれた方が顛末を説明できて助かるし、そういう勘違い通報への対応について進言もできるかな、なんて思ってるんですけどね(苦笑)。
 ──緊急通報にせよ、スーパーとかの御意見箱の類にせよ、受け手の側は無視するわけにはいかない場合がほとんどであるから、通報者側の方により節度が求められるということを、我々はもう少し肝に銘じておく必要があるのではないだろうか?