ゆうちょ銀行を手数料がかからないように使う方法を知っていますか?
ATM手数料がかからない時間帯や提携ATM、お得に振り込む方法などに
ついて詳しくご紹介します。© All About, Inc.
ゆうちょ銀行にあるゆうちょATMならいつでも手数料無料
給与振込用の銀行口座やネット銀行など、さまざまな銀行がありますが、ぜひ持っておきたいのがゆうちょ銀行の口座です。
最大の魅力は、ゆうちょ銀行のATMは全国にあるということ。
旅行や急な出張などでお金が必要になっても困りませんし、引越ししても
メインバンクを変更する必要がありません。
全国どこでもお金を引き出せる安心感は、ほかの銀行にはないメリットです。
ではATM利用手数料はどうなっているのでしょうか?
ゆうちょ銀行のATMは、曜日や時間帯などにかかわらず、手数料が
かからないで預け入れや引き出しが可能です。
つまり深夜や土日、祝日に関係なく、営業時間内であれば手数料はゼロということ。低金利でいくら預けても利子がほとんどつかない時代だからこそ、
手数料がかからないのはありがたいサービスです。
ちなみにATM稼働時間は最長で、平日・土曜日は
23時55分~0時05分の10分間を除くほぼ24時間、日曜・祝日は
午前0時05分から21時までです。
稼働時間は最長でという制限はありますが、たとえば平日21時まで
利用できるATMは、東京23区で約330台あります
(ファミリーマート設置のゆうちょATMを除く)。
大手銀行の場合は、通常手数料無料で利用できるのは18時までなので、
比較しても断然お得といえるでしょう。
全国約5000カ所ファミリーマートでもゆうちょATMが使える
出先でゆうちょATMが見つけられない……そんなときは、
ただしファミリーマートのほか、駅やショッピングセンターなどに
設置しているゆうちょATMについて、預け入れや引き出しにかかる手数料は
無料でしたが、2022年1月17日からは曜日・時間帯によりATM利用料金が
かかるようになりました。
平日の8時45分~18時、土曜日9時~14時であればこれまで通り
手数料無料ですが、それ以外の時間帯や日曜日・祝日は110円の
手数料がかかりますので注意してください。
なお、これまで平日8時45分~18時、土曜日9時~14時であれば無料で
引き出すことができたイーネットATMは、今回の手数料改定により
2022年1月17日からは220円の手数料がかかります。
ゆうちょ銀行への振り込みもネットなら無料でできる
ゆうちょ銀行への振り込みは、現金または口座から振替口座に送金する
振り込みに関しても2022年1月17日からの料金改定により、
現金利用時は1件ごとに110円が加算されることになりました。
そのため現金で総合口座に送金する電信払込みは、
払込金額5万円未満550円→660円、5万円以上770円→880円に
手数料が改定されています。
なお、電信振替は口座からの送金のため加算の対象外です。
電信振替は窓口とATM、ゆうちょダイレクトで手続き可能ですが、
ATMの利用なら回数にかかわらず1回100円、ゆうちょダイレクトの
利用は月5回まで無料、月6回目以降は100円となっています。
ゆうちょ銀行への振り込みが多い人は、ゆうちょダイレクトを
開設しておくといいでしょう。
ゆうちょ銀行口座への振り込みにかかる手数料(2022年1月17日以降)© All About, Inc.
税金や各種料金の支払いもゆうちょ銀行なら無料
また、ゆうちょダイレクトを利用すれば、23時55分~0時05分を
ペイジーマークのついた払込書の支払いは、「ゆうちょPay-easy
(ペイジー)サービス」が利用でき、ゆうちょダイレクトのほか
ATMからの支払いが可能。
ゆうちょ銀行や郵便局の窓口に並ばなくても、ATMやネットから
手軽に支払いができて便利なうえ、払込み手数料は原則無料です。
このように、ゆうちょ銀行には手数料無料で使えるさまざまなサービスがあります。まだゆうちょ銀行の口座を持っていないなら、作っておくといろいろと便利です。
文:滝田 知歩(マネーライター)
広告のディレクター、編集プロダクション勤務を経て、フリーランスの
編集&ライターとして独立。現在は多くの雑誌・web等で、お金初心者
向けの実践的でわかりやすい記事の編集、ライター業務に携わっている。