ビール酵母による血糖値の安定
ビール酵母には微量要素ミネラルの、クロムが含まれています。このクロムは「ブドウ糖耐性因子」というタンパク質の構成成分の一部となり、インスリンが血糖値を安定させるのを手助けします。
このようにクロムを含むビール酵母は、糖尿病や低血糖症の改善に有効であり、糖尿病予備軍の方や糖代謝に問題のある方には、予防効果が期待できます。
アメリカでは糖尿病患者の方に対して、ビール酵母の治験が行われ、ビール酵母が糖尿病改善に有効であることが、立証されています。
ビール酵母はこれ以外にも、血糖値を安定させる効果があります。それはクロムと同じようにインスリンの効果をたかめるαーリポ酸の生産を、ビール酵母は促進せれるのです。αーリポ酸は腸内細菌によって作られますが、この時ビール酵母は腸内細菌の手伝いをするのです。
ビール酵母のコレステロール低下作用
ビール酵母にはコレステロールを、低下させる作用があります。アメリカで高コレステロール患者に、ビール酵母を服用させたところ、コレステロールがさがったという報告があります。特にコレステロール値が高ければ高いほど、効果が顕著に現れるそうです。
ビール酵母によるさまざまな効果効能
ビタミンB群はブドウ糖から人のエネルギー源になる、アデノシン三リン酸(ATP)の生産を促進させ、疲労をすばやく回復させます。
食物繊維は腸内の悪玉菌の繁殖を抑え、善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
グルタチオンは肝臓がアルコールによる機能低下を示す、γーGTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)値を下げる作用があります。
この他にビール酵母は、人の発育や成長、そして新陳代謝に対して重要な働きをする甲状腺の機能が低下した人にも有効です。甲状腺の機能が低下して人は、代謝のスピードが遅くなっていますが、ビール酵母に含まれているビタミンB群が代謝を助けるのです。アメリカでは、甲状腺製剤とビール酵母を併用して、治療をしている人もいます。
改善が期待できる症状
ビール酵母の有効成分
グルタチオン βーDーグルカン クロム