2度目のトレチャコフ美術館訪問です。

 

トレチャコフ美術館には少し前にも行ったのですが、その時には館内でもらえるパンフレットに載ってる作品を中心に見て回ったので、「名画で読み解く ロマノフ家12の物語」に出ていて、見たいと思っていた絵をいくつか見逃してしまっていました(^^;;

イリヤ・レーピンの「皇女ソフィア」と「イワン雷帝とイワン」は見たいと思ってたのに…。

(前回のトレチャコフ美術館の記事はこちら

 

 
今回は絶対見るぞー!と、前回とは違う目的を感じて気合いが入ります。
なのに、火曜の朝一番で行ったら、長蛇の列が…。
月曜が休館日なので、前日来たかった人が火曜に集中しちゃったのでしょうか。
 
1度目に行った時は木曜の3時ごろだったので、スルッと入れたのですが…。
 
 
 
レーピンにたどり着く前に…。
私がいつも心惹かれるのがこれ。
◆「不平等な結婚」ヴァシリー・プキレフ
かなりの年の差婚。新郎の目付きがなんともいやらしい。そして、沈んだ面持ちの新婦の目から涙が溢れてるように見えるんですよね…。
 
 
 
◆「皇女タカラノーヴァ」コンスタンチン・フラヴィツキー
これは「名画で読み解く ロマノフ家12の物語 」の本にも出てくる絵ですが、川の氾濫で水が流れ込んで、もう絶望ー!という感じがよく伝わります。
 
 
 
◆「松林の朝」イヴァン・シーシキン
ロシアで一番有名なクマ、とロシア語の先生が言ってました(^-^)
 
 
 
というのは、チョコレートのパッケージになってるからなんです。
 
 
 
あと、これ!
イヴァン・クルィロフいう人が書いた「砂漠の住人と熊」という寓話一場面のようなのですが…クマの目の邪悪なこと!!
いったいどんなお話なのか気になります。
 
 
 
これは前回見られなかった絵。
◆「Demon」ミハイル・ブルーベリ
メトロポールホテルの壁面にもモザイク画になったブルーベリの絵を見ることができます。
 
 
 
◆「皇太子アレクセイ・ペトローヴィチを尋問するピョートル1世」ニコライ・ゲー
ピョートルの冷たい眼差しが怖い!
実の息子であるアレクセイをペトロハバロフスク要塞に監禁して、獄死させているんですからね〜。
 
 
 
ところで…肝心なレーピンですが、展示があるはずの部屋は彫刻が展示されていて、見つかりません。
 
 
キョロキョロしていると、親切な係員のおばさまが「レーピンを探してるのか?」みたいな感じで話しかけて来てくれました。
ロシア語が全くわからず、レーピンという単語に反応しただけ(^^;;
 
 
「そうそう!レーピン!」というと、パンフレットの地図を指しながらいろいろ説明してくれて…。
ロシア語が一言もわからなかったけど(汗)おばちゃんが指差してた部屋に行ってみることに。
 
 
…でも、そこにもレーピンはない!
 
 
その部屋にいた係員のおばさまに「レーピンはどこですか?」と聞いてみたら、なんとトレチャコフ美術館の新館にあるというじゃないですか!
 
 
ショック!またもや見れないのか…
 
 
一緒に行った友達が親切にも「じゃあ明日は新館に行ってみようよ!」と言ってくれたので、次の日も美術館に行くことに。
 
 
というわけで、次回は新館の記事を書きます。