こんばんは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。
先日の連休は、
日本選択理論心理学会の資格認証者のための一泊研修会でした。
選択理論心理士&准選択理論心理士の皆さん約30名が
浜名湖畔の研修会場「カリアック」に集合
予報では雨模様だった天気も、暑いくらいに晴れ渡りまして・・・
(会場となったカリアック
の中庭にて…。樹々の向こうに見えるのが浜名湖でございます)
※カリアックの施設は宿泊型の研修をするにはとっても使い勝手が良いです。
キレイだし、研修会場の天井も高いし(←疲れにくい)、費用も手頃だし…
だからこそホームページだけはもうちょっとなんとかした方がよいと思ってしまう…のは私だけ?
今回は、5名の方の研究&実践発表からいろいろな気付きをいただきました。
それぞれの方が選択理論を理論として学ぶだけでなく
日常生活やご自身のフィールドワークに生かしておられる様子が伝わってきて
選択理論心理士の1人として(そしてファカルティとして)身の引き締まる思いがしました。
(各プログラムについての参加者の感想は、学会
のニュースレターにて掲載されます)
さて、タイトルにあるのは、
今回のロールプレイの学習において皆さんと意識的に取り組んだテーマです。
いつもは、小グループに分かれてロールプレイを行うことが多いのですが
今回はちと違う・・・
まず重要なことは・・・
今日(このロールプレイで)自分は何に取り組むか?
をはっきりイメージすること。
テニスを習っている人が、「上手くなりたい!」と思って
やみくもにボールを打ち続けてもなかなか上達の手応えが感じられないのと同じように、
具体的に、何に取り組んで、どこをクリアしたいのか?
を明確にして、一つ一つのケースに臨むという前提
そしてやり方としては、
■1人のカウンセラー役(15分)
■その内容を各グループでチャートトークによって解説
■全体でフィードバック
■同じクライエントに対して、有志によるショートカウンセリング(最大5分)
という流れ。
特にチャートトークの後の全体でのフィードバックでは、
「カウンセラーの良かった点&改善点を述べる以外のフィードバック」
に全員で取り組みました
(もちろん、批判や提案も一切なしです)
一瞬皆さん、うーーーんと考え込んでいましたが、
そこは選択理論心理士の皆様☆
カウンセラーに対して、またはクライエントに対して、
いろいろな質問や確認のコメントが次々と・・・。
そしてその後には、続きをやってみたい人が随時出て来て、
同じクライエントをカウンセリングするという学習の機会が与えられました。
(一問でもOKなの。自主的にカウンセラー役をしたい人が自ら前へ・・・)
実は、今回のロールプレイの学習全体において
常にフィードバックが起こっていた・・・ということを帰りの車の中で感じました。
カウンセラー役にやフィードバックの質問に挑戦した人だけではなく、
挑戦したかったけれどしなかった人や挑戦しないことを決めていた人の中でも
いろいろな意味でフィードバックが起こっていたはずです。
それがまさに「自己評価」と呼ぶにふさわしいものなのでしょう
誰かが評価を与えたり、判断を下したりするのではなくて
いま起きていることを材料にしながら協力的に学びを深めていく方法・・・。
それがフィードバックを促進する学び方なのだと体感できました。
「選択理論を学ぶと、フィードバックの扱いが上手くなる」
そんな人たちがたくさん増えるといいなぁと思うし、
私もそんな一人でありたいと思っています。