こんにちは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。
実は先週、夫の父(私にとっては舅)が
前立腺の手術のために入院しました
当初の予定は、最初に膀胱にたまった石を砕いて
その一週間に肥大の手術を行う、というものだったのですが、
入院期間を短くしたかった義父は
その両方をいっぺんにすませて欲しいと
ドクターにリクエストしたところ、なんとOKに
・・・んで、手術当日
手術そのものは、どちらもそんなに心配するものではなかったし、
付き添っていた義妹からの
無事に終わったよ~という知らせを受けて安心しました。
とりあえず、まだ眠っているみたいだから
目が覚める頃に、夫と夫の母(姑)と共にお見舞いに行こ・・・
・・・と病室を訪れたら
ちょうどドクターが義父のベッドサイドで何か処置をしていました
・・・と思ったら
看護士さんたちがバタバタバターと3-4名駆け込んできて
「わたなべさーん、聞こえますかー?」の声。
・・・と義父の顔を覗き込む間もなく
「ちょっと待っててくださいね…」と病室の扉を閉められて
私たちは外へ。
・・・そのうち
何かの機械をガラガラガラっと
押しながら新たな看護士さんたちが病室の中へ。
義母は「どうしたんだろうね・・・」と冷静さを保って
私と廊下にじっと立っていました。
10分後(これがかなり長く感じたけれど)、ドクターから
「ちょっと血が止まらないので、止血の処置をもう一度しますね」
と説明があって、義父はベットごと病室を出されて処置室に移動
一瞬見えた義父の顔は、
血の気が引いていた土気色をしていました。
きっと、義母にもみえたはず。
義母は、いつも明るくて、人と関わるのが大好きで
ちょっと天然で(あはは失礼)、とっても可愛い人なのだけれど、
(夫曰く、中村玉緒さんを見ると、母を思い出すそうな…)
こういうときって、肝が据わってるなーと思いました。
いま思えば、ホントはどれくらい不安な心境だったことでしょう。
そういえば、若い頃の武勇伝、いくつも聞いたっけ・・・
などと思っているうちに、再度ドクターからの説明。
出血は落ち着いて来ているけれど、
まだちょっと心配なので、処置室(ナースセンターの隣)で
今晩はこのまま様子をみます・・・
とのことでした。
それでも、ようやく義父の顔が見られるということだったので
義母と夫と三人で、処置室に。
義父は、ちゃんと意識がありました。
(顔色はあまり優れなかったけれど…)
・・・と。
いてもたってもいられなかったのか
義母はすぐに枕元にいって
顔を寄せて義父の顔を撫でていました
すると、
義父が冷えている手を布団から出し
義母はその手を両手でしっかり握って
優しく微笑みます…
このときの状況を考えれば、
べつに当たり前のことかもしれないけれど、
それはまるで、久しぶりに会えた恋人同士のようで
ちょっと感動してしまいました
十数年前、私が嫁いだときに姑は
「自分の旦那さんを一番に考えればいいの。
子どもよりも義理の関係よりも、夫を一番大切にしたらいいのよ」
と教えてくれた人です。
あれからずっと、夫の両親の関係を間近で見ていて、
義母は本当にそれを実践してくれるモデルだなと思います。
結局、義父の容態はそのまま安定に向かい
いまは、退院出来る日を(二人で並んで眠れる日を?)
指折り数えて待っているという状態です。
老いても手を繋いで微笑み合える
素敵なカップルが身近にいることに感謝しつつ・・・♪