「怒り」と「怒り行動」の違い | 選択理論マニアのためのトリセツ

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心理カウンセラー渡辺奈都子が選択理論に関するマニアックな気付きを書いているブログです。

こんばんは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。

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カテゴリー変更のために、
過去記事に加筆・修正してアップしています

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「選択理論を学ぶと怒らなくなりますか?」

という質問をよくいただきます。


選択理論では、セルフコントロール
(特に、怒りや落ち込みに関する感情のコントロール)をよく扱うので
そのような質問が多いのかもしれません。

※中には「選択理論では感情は取り扱わない」と思われている方がありますが、
それは誤解です。ただ、感情を直接コントロールしようとしないというだけです。




「怒り(感情)のコントロール」・・・

これは、「アンガーマネジメント」 と呼ばれ、

選択理論の母国アメリカでも
とても注目されている(必要とされている)領域です。


日本では(興味がある人が多いにも関わらず)あまり聞きませんが、
アメリカには「怒り」を専門に扱っているカウンセラーもいるとか・・・




さて、以下は、過日静岡の研究会 で、我が夫ギミ がレクチャーされた内容から・・・


まず、怒りの問題点は大きく分けると・・・

1* 自分の体に害がある。
あるある…。アドレナリン出たり、活性酸素が増えたり、血圧上がったりね↑あせ

2* 後始末をしなければならない。
怒りを表現した自分の行動の後始末。燃えた後死ぬ気の炎モドキには灰が残るということ…深い★

3* 自分に必要なことを周りの人が言ってくれなくなる。
おおー。怒っている人には寄り付かないし、本当のこと言わなくなるね…どきどき。

4* 人間関係を損なう
ごもっともです。関係の断絶や崩壊は、怒りの回りで怒るものかも…破局


こうしてみてみると、
怒って得することなんてないんだ…顔(微妙)
ということが分かります・・・汗☆




そして今回、怒りをコントロールするために
最も重要だと感じた点は、

指を指す「怒り」という感情(を感じること)と

指を指す「怒る」という行動(をすること)とを

そうだ! 分けて考える 

ことです。 …別々なんだピコーン




今回は特に、

「怒る」ことを⇒【怒り行動】と呼びました。

う~ん、さすがシニアインストラクターありがちなキラキラ 分かりやすいパチパチ



【怒り行動】ならば、
選択理論では全行動のシステムとして
説明できます。

【詳しくはこちら→



つまり、

怒りを感じなくなるというのは難しいけれど、
怒り行動をしない選択はできるchoice!*

と言えます。


ムカッ怒 とか、イラッびっくり とかしても、
(↑これが怒り(不快な)感情ね)

「うるさい!」と怒鳴ったりコラー、モノを乱暴に投げたりゴミ
(↑これは選択した怒り行動ね… 無意識じゃないのよ)

するかどうかは、その人の選択だということですわ・・・そうか…。




・・・・え?


それでも、「それって我慢するってことですか?」
尋ねられることありますな…汗


それについては、クリック
次の記事「怒りたい人…」に続きます。



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