・本書は英語圏では『テイクチャージ』ブックと呼ばれ、一日ワークショップでは教材として使われている。日本では本書が書かれる前から、選択理論の概要を学ぶための「ワンデイ・セミナー」が有資格者によって教えられており、本書は格好の教材となり得るものである。(監訳者あとがき:柿谷正期)


▼『テイクチャージ―選択理論で人生の舵を取る』
ウイリアム・グラッサー(著),柿谷正期(翻訳) アチーブメント出版

 


①-はじめに
  ・変わるのは簡単ではない。私の説明がどれほど説得力に満ちていても、本書に書かれていることを信じてはいけない。自分の人生に適用し、効果があることがわかるまでは。

 

②-第1章:思考、行為、そして感情は自ら選んでいる
  ・どんな行動も心の外側で起きることが原因ではない。

 

③-第2章:外的コントロール心理学から選択理論心理学への移行
  ・本書の読者全員が致命的な7つの習慣を使われて、嫌な経験をしたことがあるだろう。もし、この致命的な7つの習慣を、身につけたい7つの習慣のいくつか、とくに「尊敬する」に変えるだけで、あなたはすぐに人生の質が向上するのを確実に感じるだろう。


④-第3章:頭の中のイメージ写真
  ・上質世界にあるイメージ写真は、人が生きたいと思う明確な人生を表している。

 

⑤-第4章:私たちの知覚カメラにある価値
  ・自分の人生の舵を取りたければ、あなたは自分の感覚カメラが世界をそのまま忠実に撮影する普通のカメラではないと認識することだ。それはあなたがこうあってほしいと望む世界を撮る特異なカメラである。

 

⑥-第5章:行動を駆り立てるもの
  ・ひどく悩んでいるとき、短い期間、そっと落ち込んでいるのは、苛立たしい怒りっぽい行動を避けるのに役立つ。怒りは、抑制のきかない状況を一層悪化させることがあるからだ。落ち込みは苦しいかもしれないが安全でもある。

 

⑦-第6章:創造性と再整理
  ・ほとんどの人は自分の創造性について低い評価をしているようだ。創造性とはひと握りの幸運な人が持っている特別な才能で、自分たちには持てないものだと考えている。これは不幸なことだ。人は皆、思っているより遥かに創造的だからだ。

⑧-第7章:狂気、創造性、そして責任】
  ・挫折している状況で、欲求充足のための整理された行動が底をつきはじめると、人は必然的に、創造のシステムが提供するものに注目しはじめる。そしてうまくいったら、それを使いはじめるだろう。誰でも潜在的に新しい行動を創造することができる。

(続く)