【第2回】
Dolphins

「何みてるの?」
「?ちょっとね。」手元の一人コピーを眺める拓哉・・・

「やぁ、元気、げんき」と、いつものように明るい中居を先頭にみんなが入ってきた。
「おぉい!どうしたんだよ。お前練習にもこないで。」
「見たかよ?」拓哉がコピーを差しだそうとしたしたが、
「そんなもん、見ねぇよぉ!」と言う。
「早く見ろよ」
吾郎は興味ありそうに、コピーを受け取り、見始めた。すると、中居は身を乗り出し読み始めた。
「放送部設立に賛成ですか?賛成5%反対95パ~セントォ~?!!!!なんだぁこりゃぁ!!!!
「人気ないのねぇ。きみたちぃ。」ジュースを持ってきた田中美奈子に言われる。
「そう言うんじゃないの。そい言うんじゃないの。」
「なんだいこれぇ!」
「でっちあげだよ」
「でっちあげだよ」・・・・(慎吾&剛&吾郎)
「アンケート取ってるとこ見たことないもんなぁ?」
「あぁ!!そんなら、しってるよ。ぼく」
「ねぇ」「うん」
「ぼくたち、そのアンケートに、こたえたもん」
「えぇ!!本当かよぉ。お前ら。」中居の後ろの席でビビる剛。
「お前達。立場わかってんのぉ?」
「ボケ!」「ボケ、ボケ!」
「^^;ジュースかってくれるっていったもんな?!」と剛に同意を求める。
「その・・・賛成5%っていうのは僕たちのことだよねぇ?!」「うん」
・・・・「5%・・」
「何喜んでるんだ。お前ら~。喜んでる場合じゃねぇだろう!」あきれる中居。
「反対の理由は、‘風紀が乱れる’‘必要を感じない’“勉強の邪魔になるぅ?!!!”何言ってんだ。このやろう!」
「大きなお世話だよ」
コピーを取ると「(ちょっ・・・貸して見ろ・・・)賛成の理由‘おもしろそうだろ?’(剛達を指さしながら」)‘格好いい’おめえらよぉ。もうちょっと、考えて物言えよ!」
拓哉からコピーを取ると、「生徒会長‘横瀬ただしくん’の弁(またあいつだよよぉ)『学校は遊ぶところではないこれ以上学校を騒がせないでほしい』」
みんなはブツブツ文句を言っている。
「だけどさぁ、先生達が検討するっていって1週間だろぉ?もめてるときこんな記事読んだらぜったやべえよ。」
「だけどさぁ、新聞部の奴ら・・・・ゆるせねえなぁ?!」

職員室
「まぁ、そういうわけで、放送部設立の件は廃案ということですな。」
教頭の言葉に大拍手の平田先生「言いぞぉ!亀の甲より西村晃(こう)・・・なんちゃって^^;」
「ちょっと待ってくださいよ。我々はまだ何も話し合ってないですよ。」風間先生は放送部の味方?
「金がかかる」など、いろいろ理由をあげ、反対する平田先生に対して、
風間先生は「お金より生徒達が大事」彼らが何かをやろうとしていることに賛成。
星山先生はもちろん、風間先生の味方!
「学園長にでも聞いてみないと」風間先生の言葉に・・・
「そうですわよぉ。お・ね・が・い!!」と、お色気で平田先生にアピール。
平田先生と教頭は困った・・・・「まぁ、きむらくんも絡んでることだしぃ・・・」教頭は、しどろもどろ?
「教頭先生!!そういう問題じゃぁ・・・。」とあきれる橘先生。
栗林先生は???自分の引き出しを見ながら・・・・
「ない。ない。ない。2年生のテスト問題が !!!!
職員室は、騒然となった。
日頃漢字テストの成績の悪い生徒かも??
「中居にちがいねぇ」と容疑がかかる。栗林先生は、中居のところに、すっ飛んで行った。
栗林先生は庭の銅像を磨いている中居に詰め寄った。
どうやら、栗林先生に、銅像磨きを命じられたようだ。
先生の去っていたあと物陰から見ていた拓哉がそぉっと、出てきた。
「大変だねぇ!中居君」
「おれじゃねぇよぉ!何でおれが テスト問題なんか盗むんだよぉ」
「お前、成績なんか全然気にしないタイプだもんなぁ!」
「くそぉ!!真犯人見つけたらただじゃおかないからなぁ!」怒りまくる中居・・・拓哉は、なだめようと?
「Dolphinsにでも行かない?」
「まぁ、いっかぁ!」そういって(単純^^;)雑巾を銅像にかけたまま、ふたりは その場を立ち去ろうとしたが、栗林先生が「おい!」と戻ってきた。
あわてる二人・・・・
「あぁ、びっくりした。どこかいっちゃうのかと思った先生。」当てつけるように、中居に言った。
二人は一生懸命磨きながら、「だいじょうぶです。^-^V」
「なんであんたが磨いてんの?」
「いや、ちょっと・・・」
栗林先生に監視され、せっせと磨く二人。

新聞部部室
“学園長が放送部設立に賛成したこと”を、教頭が中居たちに話しているのを聞いてきた・・・と言って、3人は気に入らない。
「冗談じゃない!」「生意気よぉ!」
「私たちの立場はどうなるのよぉ!!」「絶対許さないから!」

職員室
中居と拓哉は教頭に呼ばれていた。新聞部の言う通り、学園長から許可が出たらしい。
「ただし、条件付きだ!月1回は、学園長の訓辞を放送すること。」教頭の言葉にまたも、平田先生が・・・ 
「学園長は、そのためならね、フォークリフトも用意すると・・・・(違う違う『スタイリスト』あきれる教頭)そう、スタイリストを用意してもいいとおっしゃてるんだ。」
「スタイリストぉ??」詰め寄ろうとする、中居を引っ張り
「なんとかします!」と答えた。
「第2に、予算は100万!」その中で君たち自身、機材の設置その他の手配を用意すること。」
「できるかなぁ?」困った中居は拓哉に、そっと、聞いた。「だいたい機材っていくらぐらいするの?」
「知らない^^;」
「最後に、第1回のほうそうは 試験放送とする。合格点がつけば、放送部は本格的に活動してよし!!」
うれしそうな中居^-^
「不合格点の場合は、伝統と信頼のある、新聞部に放送権は渡される。」
「そんなバカな!」
「じゃぁ、せっかく苦労して放送機材をそろえても、ひょっとしたら、新聞部に乗っ取られてしまうかもしれないってことですか?」
「ヒヒヒ・・・だったらなぁ、言いモノを作ればいいだろぉ?自信あるか?」平田先生は意地悪そうに言った。
「出来ます!絶対、あっというモノを作ってみせます!」
「わかったら、教室へ帰りなさい」「がんばれよ」教頭と平田先生はめずらしく、二人を励ましたが??
「失礼します!」二人は職員室を出ていった。その姿を心配そうに見つめる風間先生?
二人が職員室を出るとすぐ、まるでお大寒様と越後屋のように、教頭達は笑っていた。
もちろん、まだ廊下にいる二人にも聞こえている。
「何やったらいいんだよぉ!「??」困って帰ろうとする二人を風間先生は呼び止めた。
「頑張れよぉ!力になることがあれば 何でも相談にのるから。」
二人は元気がでた。
風間先生に深く一礼をすると、帰っていった。

渚寮
3年生の二人は、後輩を心配している。
キッチン(ロビー?)に集まっている6人
「まぁ、とにかく!放送室作って・・・そのあとは、まぁ・・・放送設備・・・」拓哉は黒のパーカー(裏地はモスグリーン)
「それなら、ボクにまかせてくださいよ。親父が協力すると言ってましたから」生成のオーバーオールに、赤?ピンクのTシャツの袖を折り曲げて着ている。
「草彅様さまだな!」白のトレーナー。
「それでぇ、機材が入ったら実際のことはボクが教えます。」
「だいじょうぶかぁ?お前?」「ホントに?ホントに?」・・・・・。
「よし!じゃぁ、そのことは草彅大先生におまかせすることにして・・・問題は第1回目の企画だよなぁ?!」
「そうだぁ!海外ロケは?・・・出来るわけないかぁ^^;」
「じゃぁねぇ、俺思ったんだけど、アイドルベスト10とかは?」
「そういうのは 一番まずい!」
「なんかさぁ、こう『なるほどぉ!!!』と思わせるようなさぁ・・・」
6人の討論は続いた。 

教室
中居が入ってくると新聞部の3人は 「こちらへいらして!」と呼んだ。
「教頭先生がお呼びよ」
「かわいそうだけど、放送部はあんた達には無理かもねぇ。」ありさが意味ありげに言った。
新聞部3人は ニコニコご機嫌だ。
????

職員室
「おい中居!ゆうべ理科の問題盗んだな?」いきなりの平田先生言葉に驚いた。
「ちょ、ちょ・・・」
「国語の次は理科・・・いったい君はどういうつもりなんだ!」怒る教頭。
「俺、しりませんよ!この間の国語だって俺じゃないし・・・ゆうべだって、ずっと遅くまで放送部の企画考えてたし!!」
「どうしてお前は若いくせに見え透いた嘘なんかつくんだ ?お前がなぁ、スケボーに乗って走って行くところを用務員の八五郎さんが見てるんだよ。」
「そんなぁ・・・だいいち、泥棒するのに、わざわざスケボーなんか乗りませんよぉ!」
「いいわけは口答え!いかん!」
「きっと罠だなぁ・・・!!!!」中居は平田先生を突き飛ばすと、怒って出ていった。

放送部部室
「まぁ、急いで作った割にはかっこよくできたんじゃない?」
「どうにかなぁ・・・けど、お前・・本物の放送局並だよ?」
「うん・・・これがあれ?編集機?」といじる・・・「やめろ!お前!結構高いんだから。」

「これを押すとね?(^^;ちょっかいをだす慎吾^^;)ブザーがなって・・・放送室の外にO.A(オン・エア)ランプが付くんだ。
「あっホントだ!」確かめに行ってよろこぶ。
「これで、あれ、各教室に、放送が行き渡るの?」「そう」
「で、VTRはねぇ、このデッキにこれ入れてこのボタンを押すと・・・」
「これじゃないの?」とつっこみをいれられる^^;

そこへ、中居が入ってきた。
「中居、どうしちゃったんだよ?怖い顔しちゃって?」
「決めたぞ!放送部の初仕事!テスト問題を盗んだ犯人を摘発する!」
「・・・・・??!!」
「わかったな!」

渚寮
先輩の部屋
「なるほどね。犯人達を見つければ先生達だって放送部の存在を認めないわけにはいかないしね?」
みたらし団子を手に、あっくんに同意を求める赤坂くん。
「2度あることは3度ある」あっくんは答えた。「犯人は必ず現場に戻る」赤坂君の言葉にあっくんは、自信を持って言った。
「論より団子!」(あっくん)→^^;「花より団子」(赤坂)→「棚からぼた餅」「サルも木から落ちる」「鬼の眼にも涙」「????なんなのさぁ?」「???」カメラを見る^^;
「お前ら今度英語のテストあるだろ?」
「犯人らは必ず前の夜に、英語の問題を盗みに入るってわけだ。そこを現行犯で逮捕するってわけだよ。」
「そっかぁ~・・・なんかワクワクしてくるね?」
「よぉし!やるぞ!なぁ?!」
「ところで森は?」
「はい。先輩あいつ、またランチ夕食ぅぅ・・・当番なんですよぉ。(NG?^^;)いっつもなんですよぉ。」
「そうだよぉ。腹が減っては、戦は出来ぬ」・・・・拓哉、中居、慎吾、剛は食堂に向かう。
一人、あんころ餅を食べ続ける吾郎は、赤坂君とあっくんに「もっとくえよ。ほら。」と口一杯に押し込められる(笑)。

夜の職員室
中居と拓哉と吾郎は忍び込み犯人が来るのを隠れて待った。
そこへ、忍び込んで引き出しをあける人影・・・。
拓哉が灯りをつけると・・・・
「あぁ!!!」
「おまえら!」
新聞部の2人だった。
「やっぱりやっぱり、あなた達だったのねぇ。犯人は。 」そう言いながら、引き出しを閉めた。
「ごまかすんじゃねぇよ!」
「あっ、読めたぞ!俺達に罪をなすりつけて、放送部を乗っ取る気だな?!」

「冗談じゃないわよぉ。私たちはね、犯人は必ずここに来るってにらんだのよ。バッチリ的中だわぁ!新聞部のトップ記事よ。」
「ちょっと、待てよ!俺達だって放送第1回のネタとして、ここで犯人張ってたんだから・・なぁ?!
「そんな、みえすいたことぉ!」
「あっ?誰かきたぞ!」拓哉は灯りを消しに行き、5人は隠れた。

<<平家派6番石川徹・7番戸田賢一郎・8番岩佐克次・9番佐藤敬>>

<<今日の特別講師“白井貴子”『バレーボール』バレーに自信ある者と言われ手をあげたのは草彅・香取・森の3人拓哉はクルクル回っていた^^;  オーバーパス/レシーブ/アタック(Aクイック)のあと、中居(剛・慎吾)チーム対木村(吾郎・且行)チームでゲーム結果は「5対4」の木村チーム勝利>>

ふたたび夜の職員室
忍び寄る人影・・・・
犯人は、引き出しからテストを抜き出した。
拓哉が灯りをつけると、犯人は逃げだそうとした。
拓哉が取り押さえて顔を見ると、生徒会長の横瀬君だった。

<<おでん屋のシーン星山先生>>

翌日の朝・・・
職員室
先生達は成績優秀の横瀬くんが犯人と知り、ショックを受ける。
まわりに期待されすぎて、プレッシャーに耐えれなかったんだ・・・と、担任の橘先生は自分を責めた。
「本人が十分反省していることだし、あまり公には・・・」と生徒の強い味方の風間先生。
「犯人が 見つかったて言うことで、まぁ、いいじゃないですか。ねぇ教頭?!」と続けた。

廊下
落ち込む横瀬くんを慰める中居と新聞部の?(1人)
「お前、いつも学年でトップじゃないか」
「そうよ。横瀬くんお成績でなやんでいたら、中居くんなんかどうなっちゃうのよ」
「おい、お前!それは言い過ぎだろう^^;」
「もう、忘れよう!ねえ、横瀬君」
「気楽にやろうぜ!焦ったってしょうがないじゃん」

Dolphins
「わかってるって私たちのこと信用してないの」
「信用してるけどさぁ」
めずらしく、同じテーブルに集まる新聞部と放送部
「だけど・・・横瀬のこと絶対喋るなよ」
「喋んないわよぉ。私たち口堅いんだから」「あんたたちこそ、秘密守りなさいよ」
「よく言うよなぁ×××(?)のくせに。」
「おう!」中居が新聞部の子と入ってきた。
今回だけは新聞部と放送部は手を結ぶことになった。
「今回だけよ」と、新聞部は帰っていった。
「まったく、口の減らない連中だよなぁ」
「それよりさぁ、放送部のなまえ」
「ただの放送部じゃダサイじゃん」
「そうだなぁ?なにがいいかなぁ?」
「こういうときの・・・ハイ!」と慎吾に振る。
「両お・や・ぶ・ん」

渚寮
早速、赤坂くんとあっくんの肩をマッサージする剛と慎吾
「そうだね。まずはスケボー・・・“ スポーツのS”って感じかな」
「じゃぁ、ミュージック・・・“ミュージックのM”」 
「じゃぁ、あとは?」
「そうだね
「みんなが集まってなんかするって感じだろ?」
「集まる・・集まる・・・コレクト?イヤ・・・ギャザーかぁ?!」
「最後はピ-プルだな。」
「それじゃぁ、S・ M・ G・ Pになっちゃうよぉ」
「 そう、SMGPだよぉ!!!決まりだよ。きまり!」二人は言った。
「へんだよぉ」
「そぉ?それじゃぁ、橘先生に聞いてみれば」
「うん。(剛と顔を見合わせて)みんなに、知らせて来ます」

職員室
「うーーん。“集まる”?アッセンブルというのがあるわ。名詞で言うと“アッセンブリー”」
「アッセンブルかぁ?・・・SM・A・P・・・」「???スマップ!!」
「それだよぉ!」「きまり!」「先生ありがとう!」
「You are welcome」「やったよぉ!」
職員室を去る3人


放送室

「HELLO THE SMAP」
「こんにちは!中居正広です」
「しんごです」と、番組はスタートした。
「今日から始まったこの番組。僕たちSMAPが力い・・・・・っぱい頑張りますので応援して下さいね?!!」
キューを出す拓哉
「さて、先日テストの問題が職員室から盗まれると言う事件が解決しました。犯人は勉強に追われてちょっと、落ち込んでいたみたいなんだ。」
「勉強出来なきゃお先真っ暗・・・なぁんて感じみんなの中にもありますよね!」
「やったことは、もちろん悪いけど、責められない気もします・・・」
教室で聞いている生徒に混じって生徒会長の横瀬君はうつむいていた。」
「僕たちみんな、人ごとじゃないって自覚しないと・・・・自覚しなきゃいけないと思います。」
「勉強出来なくても偉くなった人いっぱいいるし、僕たち若いんだし可能性はいっぱいあると思うんだ。」
「そう、そう、学校の勉強だけ出来てもしょうがないしね。まぁ、出来たほうがいいけどね。」
三年生の先輩達も見入って感心していた。
職員室でも、好評だった。
教頭と平田先生がくだらないギャグをとばす中、風間先生は放送が大成功したのでご機嫌だった。

「負けるな!SMAP!負けるな!SMAP!」まるで、「水戸黄門」か「西遊記」のエンディングのようなナレーターで次回へつづく。

<<光GENNJI テレビ質問箱 ・・・諸星くんのコーナー>>