バイクを降りる日 | バイクが主食 on ZX-6R

バイクを降りる日

みなさん本当にお久しぶりです。アメブロ開いたのももう数カ月ぶりです……。コメントも返さずにすいません。
記事を書いても、もう誰も見ていないかもしれませんが、最後の本当に最後に一つ書こうと思います。

 結論から言うとバイクを降りようと思います。
年末に実家に帰った際、ばあちゃんにカシミアのストールと万年筆を。母親にも万年筆を3本あげました。冬でバイクに金が掛らないので何の気になしにあげたのですが、ばあちゃんと母親は本当に喜んでくれました。カシミヤも万年筆も本当にイイものをあげたので、一生使えて、一生の思い出になるプレゼントができたと思います。

今までは自分のためにバイクに乗って、タイヤを買って、オイル変えて、ガソリン代を払って、と当たり前のように金を使ってきました。でも、その趣味に使っていたお金をたった二ヶ月分都合しただけで、一生の思い出になるものを贈ることができるなんて驚きでした。今まで考えもしませんでした。本当に嬉しそうなばあちゃんと母親の顔が見れて、俺も心から嬉しかったです。贈り物は贈られた方だけでなく、贈った方も(いやむしろ贈った側が)嬉しいのだなぁと初めて知りました。

少し前から「今の走り方のままだと死ぬかもしれないな」と思っていました。
コントロールできるのは自分の心と体とバイクだけです。オイルがあったり対向車がはみ出してきたりすると一巻の終わりなのです。サーキットで限界をコントロールして走ったとしても、腕や脚に何か起こることは覚悟しなければなりません。どれだけバイクがコントロール下にあったとしても、何があるかわからないギリギリのところで走っているんだよなぁと思っていました。
いつか何かが起きて人に心配を掛けるより、家族に喜んでもらえることをしていこうかなぁと思いました。金の使い方も改めようと思いました。

ツーリングペースで走っても満足できないし、降りるのが一番だと思いました。

これからは万年筆を趣味にして、様子を見ながらロードバイク(自転車)に乗っていこうと思っています。それもスピードを出すのではなくて、ロングライドを中心に遊んで行くつもりです。
バイクに乗り始めて3年ちょっと。一気に駆け抜けてきましたけど、いったん休憩します。ツーリングが楽しめるような精神状態になったら、BMとかに乗ってまったり復帰したいと思います。
今まで関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆さんはまだまだバイクに乗っていくと思います。攻める方たちは何事もなく楽しく一日が終われるように気を付けてください。これからも楽しんでいってください。

最後に恒例の臭いことを言うと。
バイクに乗っていてわかったことは、“問い”には答えを出すための問いと、問い続けるための問いがあるんじゃないかなぁということで。バイクの中にある問いっていうのは、問い続けるための問いなのじゃないかなぁということです。
「なんでこんなに気持ちがよくて、なんでこんなに走りたくなるんだろう」
その答えを出すために走るんじゃなくて、それを問い続けるために走るんじゃないかと思いました。
それがバイクに乗って出た一つの答えでした。

皆さんさようなら。ありがとうございました。