年が明けて急激に感染者が増えてきました。学校では新学期が始まりましたが、残念ながら一年生が行くはずだった校外学習が中止となってしまいました。


 不透明、先が見えない状況が再び訪れ、今やれることをしっかりやり遂げないと後悔が残ってしまいます。


 ただ世の中は、この不透明な状況を何回か経験したことによって、曇った先にある風景を見る手段をいくつか得てきています。


 それは学校も同じ。完璧は不可能ですが、この状況でも出来ることを少しずつ増やせているのも事実です。だからこそ、活動を止めないための努力、最悪止まったとしても成長出来る努力を身につけていかなければいけません。


 今日は久しぶりの紅白戦、実践が久しぶりにも関わらず、個々の技術が進化していると実感しました。今までアウトに出来なかったプレーも普通にアウトにしたり、当たらなかったボールをバットで捉えられるようになったり、様々な進化を見ることが出来ました。


 磨きをかければ、ほとんどの選手を試合に出しても遜色なくなるのではないかと楽しみになります。ただ、本当に試合に必要な選手になるには、もう一足ししなければならない要素がそれぞれに課題として残っています。


 成長とは出来たことの積み重ねであると同時に、その途中での様々な気付きが必要なのです。気付きは、真剣に前を向いている人にしか見えてこないものでもあるのです。


 チームに必要な選手とは、多くのものを気付きそれを周りにも発信出来る人です。果たして自分がそうなれるか?


 ミーティングでも話しましたが、真剣に集中して追求していれば、多くの気付きと発見が得られるものです。試合に集中していれば、仲間やチームに色々なアドバイスが出来るはずです。それこそが野球に必要な「声」なのです。そしてそれは、チームに必要な選手の条件です。


 不透明な世の中でも、明るい所に導いてくれる大きな声が欲しいですね。私たちが出来ることは、安全にそれでも着実に一歩ずつ前に進める努力をしていくことしかないのです。みんなで霧の晴れた所に行きたいものです。




 フェンスを越えろ!目標はフェンスの向こうに何本打ち込めるか?その先に一つ進化した自分が見えてくる。