緊急事態宣言が解除されて二週間、東京では感染者が増え続けています。大阪では連日のように過去最多の感染者数が報道され、コロナとの闘いは終わりが見えません。
来週からは、東京にも「まん防(まんえん防止等重点措置)」が発令され、再び様々な制限がかかってきます。ようやく始まった部活はどうなるのか心配ですが、今のところどこからもそのガイドラインは降りてきておらず、日々の活動の中でそれぞれが感染に注意し、その活動を存続させるよう努めていくしかありません。
思えば、日々の練習は「危機回避」のためにあるように思います。試合中に一つあるかないかのプレーを想定し練習を重ねているのです。そういう意味でも感染を回避する行動は常に考えておかなければいけません。
野球は広いグランドで練習や試合をします。室内のスポーツより感染リスクは少ないと思いますが、それでもグローブ、バット、ボール、、、触れるものは多くあります。また、プレー中やトレーニング等では人との接触も避けられません。
様々な場面を想定して安全を期することはグランド内でも学んでいることです。昨日は、帰宅後のシャワーを義務付けました。感染を家庭内に持ち帰らないような配慮も必要かと思います。
前顧問が一番大切にしていたのは「安全」でした。プレーの中で怪我をすることやさせることを厳しく戒めていましたし、ミスや失敗をしても落ちなかった「雷」も危険なプレーをした時は落ちていたことを思い出してください。
どんなに細心の注意を払っても「故障」は付き物です。しかし、「怪我」は自分の意識で防げるものなのです。感染防止に気をつけて生活していても感染してしまうことはあります。それでも、自ら感染してしまうような行動をするよりそのリスクはずっと低いはずです。「故障」と「怪我」の違いに似ているような気がします。
新たな体制での活動が一週間過ぎましたが、「怪我をさせない、しない」の信念は変わりません。これからも安全て怪我のない部活を心がけていきたいと思っています。
仲間が怪我をしそうな場面があったら、それこそ仲間同士で「雷」を落としてください。それは厳しさではなく優しさなのです。グランドでは厳しく、校内では優しく接する部員同士になってもらいたいと思います。
さて怪我防止のために身体の柔軟性を課題にしました。1ヶ月後のストレッチテストに向けて準備は整っているでしょうか?帰宅後のシャワーも忘れずに!
練習では仲間に厳しく声かけをする。それは仲間と一緒に成長したいと思う優しさなのだ。厳しい声を受け止める気持ちの成長も必要ではないだろうか。
