試合後、練習後に振り返りをしますが、出来なかった事のチェック以上に大切なことは何でしょうか?今日は練習試合を二試合やりました。試合後の振り返りでどんなことを思いましたか?

 今日は何より二つとも勝てたという収穫がありました。勝つには、得点に結びついたヒットや走塁、また勝ちにつながった投球や守備があったものと思います。また、試合の入りやルーティーンでは勝ちにつながる何かがあったと思います。

 学校生活でも「反省」という言葉をネガテイブに捉える人がいますが、本当は一日の生活の中で自分が成長したと思える点が必ずある筈です。悪かった点や出来なかったことを克服するために努力するのも大切ではありますが、出来たことを増やす方がもっと前向きでポジティブな成長を望めると思います。

 ただし、必死でやっていると、自分の良かった点がなかなか見つけにくいのも事実です。だからこそ仲間の気付きが必要なのです。そして指摘しあうコミニュケーションが必要です。なにも、出来なかったことを無かったことにするという意味ではありません。また、自己満足でその先に進めないのは以ての外です。

 出来無かったことを克服し、もがきながら成長するのも人にとって大切ですが、出来たものの積み重ねの方が本質的な成長の過程になるのだと思います。つまり両方のバランスが重要ではないでしょうか?

 振り返りの中で、出来無かったことより出来たことが多い日常にしてもらいたい。さて、今日は何が出来るようになりましたか?そして最も大切なのは、出来たことは次も確実に出来るよう日々の努力を忘れないことなのです。