「学校生活をしっかりやることが、野球の上達につながると言ったら、学校生活をきちんとやろうとするか?」いつも監督が部員に問いかけていることです。直接野球技術の向上にはつながるものではありません。しかし、肝心な場面でミスをしてしまう選手は、往々にして、学校生活がいい加減な人が多いのです。

野球が好きで、野球部に入った人なら、誰もがレギュラーを目指し、チームが勝つことを目標とするはずです。そのためにやれる事は全てやると決めたなら、その事と真摯に向き合い、やり切る強さが必要なのです。三中野球部では、その一つの取り組みとして「どの授業も真剣に受ける」「学校生活が基本」という事を言い続けています。

大切な場面を任される人は、普段の生活でも信頼される人間でなければいけないと思います。学校の部活である限り、学校での生活で、信頼を得られない人には、チームの運命を委ねる事は出来ないのです。今日は大掃除がありました。掃除なんて面倒臭いものです。そんな時でも、率先して働ける人が三中野球部の求める人間像です。練習後のミーティングで、「今日の大掃除、人のためにしっかり働けたと思う人は、手を挙げて」と言ったら、一人を除いて全員が挙手しました。全員が自信を持って挙手したわけではないことぐらい察しはつきます。多分、挙げなかった一人は、しっかり働けたという基準が分からず、挙手出来なかったと思います。多分、自分なりには頑張ったという感じはあったのだと。

全員が、どんな場面でも自信を持ってグランドに送り出せる選手であることが、三中野球部が目指すチームなのです。月曜日は終了式です。四月から始まる新学年でも、学校生活で頼れる野球部員になってもらいたいと思います。

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下駄箱の掃除をやる野球部員。やるべき事を責任を持ってやっていました。あるべき野球部員の姿です。