思った夢は実現する。

この言葉は、全豪オープンテニスで優勝した大阪なおみ選手の言葉です。彼女は思った時点で、実現するための準備を始めるそうです。逆に言えば、今の自分の位置を客観的に捉え、努力すれば達成する範囲がしっかり理解しているという事ではないでしょうか？

やりもせずに夢だけを抱いても達成するはずがありません。「夢」という言葉で出来ない現実を誤魔化すほどみっともないことはないと思いませんか？やりたい、なりたいと思ったら、実現するための具体策を考え、計画する。そんな前向きの姿勢でなければ、偉業というものは達成出来ません。

勉強でも「次は頑張る！」といった抽象的な言葉で自分を誤魔化す事があります。頑張るのは当然、大切なのは、何をどう頑張るかであり、そのために今日から何をするかなのです。実現出来た一歩一歩が、夢を達成してくれる要素となっていきます。

プレーについても、「次は出来る！」ではなく、「次は○○を強化して出来るようになる！」とより具体的な言葉にならなければ、次もまた同じ結果になる可能性が高いと思います。

また、勝者のスピーチに必ず登場するのは、一人では達成出来なかったというもの。夢を達成するには、周囲の協力が必要です。自分だけでは辿り着けない問題解決の糸口を見つけるために、他人の言葉に耳を傾ける素直さが大切だとわかります。素直は伸びていく才能に欠かせない要素ですが、その全てを受け入れるのではなく、自分の中で取捨選択する強さも大切です。自分をしっかり理解し、自分の夢を達成するために何が必要かを常に考えている人であれば、「思った夢は実現する」可能性は高いと思います。

そして一番大事な事は、達成したい夢がある事。みんなは、何を達成したいですか？そのために100%の努力を出来ますか？今年の一文字は単なる夢ですか？それとも達成したい目標ですか？今一度自問自答してみてください。