第九ブロック野球部顧問の先生方による審判講習会が調布中で行われました。午後1時からの開始でしたが、私が到着した時は、すでに調布中と調布七中の投手陣がピッチングをする中、グループごとにストライク、ボールの判定とコールの姿勢や立ち位置についての練習が始まっていました。30人弱の先生方が、休みを返上して練習している姿を見て、中学校野球は色々な方で支えられていると感じます。

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先生方も真剣に判定をしていましたが、投げていた調布中、調布七中の投手陣はこの時期なのに、腕を振ってしっかり投げていました。三中もいつかお手伝いが出来るようにしたいですね。

ある先生が、「自分たちの判定で、もしかしたらその子の中学校野球が終わるかもしれない。関東大会等に審判に行かれる先生方も、出来ればやりたくないと仰っていました。それでも、審判がいなければ試合が出来ないのだから、自分たちなりに、真剣に学ぶしかないのです。」と仰っていました。

野球経験があるにしろ、それはプレーの面からです。審判から野球に入る方はほとんどいません。しかし、ルールを知っていれば、試合を有利に運べる事もあります。また、自分もそうですが、微妙な判定は本当に神経を使うものです。間違ってはいけないと考えると、グループごとに様々な質問が飛び交っていました。

二月には東京都中体連野球部が主催する審判講習会も開かれます。毎年東京都全域から多くの先生方が参集し、研鑽を重ねています。全てはみんなが気持ち良くプレーするために。アマチュアスポーツは、こうしたボランティアによって支えられています。教員である私たちは、生徒の活動を支えていくのはある意味当たり前の事かもしれません。しかし、野球経験のない先生方も一からルールや練習方法を学んでいらっしゃるのは頭が下がる思いです。よく審判に来て頂いている高野連の審判員の方々は、様々な職業に就かれています。お休みの日に審判に来られている訳ですから、本当に感謝です。

感謝の気持ちは、プレーで応えてください。みんなが一生懸命プレーする事、そして野球を通じて人間として成長する事が一番の恩返しだと思います。