昨年この時期は、川口市中体連野球部の顧問の先生が企画した、キューポラカップに出場していました。関東近県から集まる強豪に交じって、果たして三中の野球が出来るか期待半分、不安半分で試合に臨みましたが、臆することなく普段通りの戦いをすることが出来ました。

保護者の皆様にも協力してもらい、会場までの送り迎えまでしていただきましたが、観戦に来られた保護者の皆様にもいい試合が見せられたと思います。参加60チームを超える中で準優勝という輝かしい戦績も納めたのもチームにとって自信となったように思います。

この時期に緊迫感のある試合が経験出来たことで、チーム力は一段と上がり、続く冬季トーナメント、長岡杯と準優勝が続き、春の大会はいよいよ都大会への挑戦だと思っていたのですが、地区ではベスト四で終わり、続く夏季大会も三回戦で敗退してしまいました。

そこで今年のチームは、まず学校生活をしっかりすること、人として成長することを主眼に置き、キューポラカップには参加せず、テスト勉強に専念することを選びました。

すでに都大会に出場した経験で、新たな目標も出来ました。尚更、地に足をつけて自分を見つめ直し、勉強という鍛錬をいかに真剣に取り組むことが出来るか、試合を経験する以上に厳しい自分との戦いをどれだけ克服出来るか、目の前ことから逃げない自分作りに励むのも、目標に近づくためには必要なものだと思います。

三年生は大切な試験に向けて全身全霊をかけて頑張っているでしょうか?夏季大会で結果が出なかった三年生ですが、気持ちを切り替え臨んだ多摩大会は、予選から勝ち上がり、本戦ではその力を存分に発揮してくれた三年生です。あの粘りをもう一度勉強に向けて発揮したください。君たちは後輩の憧れでありお手本なのです。