以前ある先生から、全日本女子バレーの中田監督の話を聞きました。中田監督が日本代表の選手たちに必ずやらせているのは、体育館の清掃だそうです。その真意は「体育館に落ちているゴミに気付かないようなら、試合中の気付きには繋がらない。だから毎日掃除をさせてます。」ということだそうです。

日常生活から様々な気付きを得ていくこと、それは野球部にも求めているものです。特に学校生活においては、人のためになること、クラスのためになること、そして学校のためになることを考え行動することを要求しています。何をすれば人の役に立つのか、考える習慣を持つことで、気付き合える集団に成長してくはずです。

部活は学校生活があってこそ成り立つ。基本となる学校生活がいい加減ならば、人しての成長、チームとしての成長はあり得ないのです。部活に対して、様々な方向から制限がかけられている現在、学校の部活で学ぶのは人間としてのあり方なのだと胸を張って言える野球部にしたいと思っています。

人として成長するためには、心と身体、両方の鍛錬が必要です。この二つが同時に上昇していくことが理想です。今はテスト勉強に励むこと、それが強い心を作る鍛錬になります。誰しも楽な方向に逃げたいものです。敢えて厳しい方に自分を向かわせる事が出来るか、そこから逃げない強い心を持つことが出来るか、再度言いますが、勉強も練習です。

計画したことをやり切る人になってもらいたい。そうすれば、厳しい冬のトレーニングも乗り切る事が出来、春の結果につながります。試験明け翌日には練習試合が組まれています。冬季研修大会は、12月2日(日)、三中で準決勝リーグが組まれています。相手は武蔵野三(予選リーグで浅間中は敗退したようです。)と武蔵野一か武蔵野四中のどちらかです。

何れにしても武蔵野勢との戦いになります。撃破して決勝トーナメントに進んでください。冬季研修大会の前は高島三(17日)、成城(23日)、加賀(25日)と試合が組まれています。冬季研修大会後も年末まで大会(長岡杯)などがあります。一戦ごとに成長していく姿を見たいものです。

それにしても、全日本女子バレーも部活なんだと思ってしまいました。