挑戦権

ここ数年、都大会の決勝に必ず顔を出すのが、駿台学園中と上一色中。特に今夏は、この二チームが東京代表として関東大会に出場し、その関東大会でも決勝に進出、上一色中が優勝し、関東一位、そして駿台学園中は関東二位として全国大会に出場しました。

全国大会でも両チームは勝ち抜き、お互いが準決勝に進出しました。下手すれば全国大会も東京決戦になるかと期待しました。残念ながら、両チームとも僅差で決勝進出を阻まれたものの、全国三位という輝かしい結果を残してくれました。上一色中と駿台学園中は全国の常連となっているチームです。

ちなみに、キューポラカップで三年生が決勝で戦った栃木県の国分寺中も関東大会に出場しており、あと一歩で全国を逃してしまいました。三年生はそんな相手と互角に勝負した事を誇らしく思います。

話を戻します。この両チームは練習試合でも滅多に相手をしてもらうことが出来ません。それは、一年以上前から練習試合の相手が組まれているからです。そんな上一色中への挑戦権を得る戦いが、土曜日の三回戦です。下町杯のトーメントでは一回戦で駿台学園中と組まれるという幸運に恵まれましたが、駿台学園中が全国大会に出場したため、対戦が出来ませんでした。

挑戦権への挑戦。三中にとって願ってもない相手が待ち受けています。しかし、その前にベスト8への挑戦があります。たぶん船橋希望中も同じようなモチベーションを持って戦いを挑んでくることでしょう。受け身ではいけません。気持ちと身体を「前に前に」、挑戦者は常に前向きに、そして試合を楽しむべきです。

その先に待っているものを楽しみに、土曜日の戦いを三中らしく戦ってください。