準々決勝は壮絶な戦いとなりました。初回セカンド強襲のヒットから始まり、四球とタイムリーで2点を先制される展開、その後のピンチを凌いでベンチにナインが返って来た時、迎える選手も返って来たメンバーも諦めの表情が一切ありませんでした。

そこには必ず取り返すという雰囲気がありました。思っていた以上に早くタイムリーで2点を取り返しましたが、すぐに1点を追加されて、常に追うだったのですが、点を取られたすぐ後に長短打で逆転をし、追いすがる相手を1点差で張り切りました。精神的にも技術的にも大きく成長した姿を見せてくれました。

チーム力で乗り切った試合だったと思います。二回戦の神代戦で得た勝利への執念が今日につながっているように感じました。ただ、この先勝ち抜くためにさらに必要なものは何か考えていかなければ、三中野球部が目指す本当の意味での都大会出場はあり得ません。

本当の意味での「チーム力」をつける。試合後監督の話を思い出してください。都大会を目指して日々努力しているのは三中だけではありまません。真剣に野球に取り組み、学校生活でも勝因を作ろうとしているチームであっても敗退し都大会に行けないチームがほとんどです。勝負の場面では自分に勝つ力がなければいけません。野球だけ上手くても、辛いことから逃げる人がチームにいれば、その人がどこかでチームの足を引っ張ってしまいます。

それは致命的な場面ではないかもしれませんが、重なっていけば勝利に向かっているチームの大きな損失になるものです。三中は火曜のトレーニング日に顧問は一切関わりません。自分に勝つために自分で自分を超えるトレーニングをしなければ、最終的に自分に負け、チームの敗因を作ってしまうのです。

真のチーム力をつけるには、こうした部員を全員で同じ方向に向かわせて行くことが必要です。誰が見ててても見ていなくても、目的達成のために自分と戦える集団になってこそ都大会出場の資格があると考えます。明日は休みです。身体と頭に十分な休養を与えてください。そして明後日はトレーニング日。本当にチームにとって必要な選手かどうかを試されています。誰もがチームにとって欠かさざる選手になれば自ずと勝利はやってくると思います。自分はチームからどう思われているか冷静に考えてみるのも必要なことではないでしょうか?

真のチーム力をつけて準決勝も全員で戦いましょう!チャレンジは続きます。