練習時間を共有するには

順番待ちの練習ほど無駄なものはありません。練習時間をみんなで共有するにはどうすればいいのでしょうか？前にも紹介したことがありますが、バッティングゲージの後ろで控えているメンバーも、同じバッティング練習が出来るのです。

それはイメージで打つ練習。控えている間にゲージに入っている人と同じ球をイメージで打ち、疑似体験をすれば、二倍のバッティング練習をやることになります。バッティング練習が終わったら、また素振りをし、実際に打った球の感覚を身体に覚えさせる。これで次打者が練習している時も時間を共有することになります。

バッティング練習中の守備もシートノックより生きた球を処理するもってこいの守備練習になります。単なる球拾いでは練習を共有出来ません。また、その守備をカバーする人も打球を処理する為の動きをすれば同じ練習が出来るし、自分の番が回ってくるまで待っているより数倍練習したことになります。

要は、一投一打でどれだけ人よりも練習出来るかは、その人のやる気に関わってくるという事です。グランドが狭いからとか、レギュラーじゃないからとか、時間が少ないとか言ってないで、上手くなる、強くなる方法を独自に工夫してください。

無駄な時間を使う練習をする程余裕はありません。全員が勝利に向かうための時間を作ってください。

監督の話を聞く時も同じ。監督が言ったことをイメージで共有し、練習で具現化する。これが出来れば、それから始まる練習は、中身の濃い充実した練習となります。