朝からの大雨、予報より早く雨が上がり、午後からは青空が広がったものの、三中のグランドはその程度の日差しでは回復しない頑固者です。全面でボールを使える水曜日で、しかも会議もない絶好の条件ながら、外での練習は諦めざるを得ない状況でした。

大会期間中なので、焦っても仕方ありません。新入部員を交えたミーティングを行いました。まずは、新入部員から今までの球歴と、希望のポジションやどんな選手になりたいかを一人ずつ発表してもらいました。

驚いたことは、一年生全員がしっかり自分を表現し、三中野球部での目標も明確だったことです。これには先輩たちも驚いた様子でした。頼もしい一年生が入ってきたなと感じました。

続いて現役生には、今自分が三中にとってどんな選手であるかを言ってもらいました。自己分析がしっかりしていれば、これから何に取り組むか見えてくるはずです。監督の狙いはそこにもあったと思います。そしてチームに貢献する選手になるための道が見えてきたのではないかと思います。

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一年生も真剣にミーティング参加。

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自分がどんな選手なのか?己を知ることで道が拓ける。全員がチームに貢献出来る選手になれば三中最強。

全体ミーティングでは、三中野球部として何が必要なのか監督から以下の様な話がありました。

三中野球部の目的は勝つことと「人材育成」。人材育成のために、

1・礼儀を重んじる→状況に応じた挨拶を声を出して出来なければいけない。挨拶は誰にでも同じように、同じ態度と心で行うこと。

2・授業態度、生活態度→どの教科、どの先生に対しても変わらぬ態度。(相手によって態度が変わるという姿勢では勝ち切れない。)テストへの準備は、準備して事にあたれる選手になるための練習である。忘れ物、提出物忘れも準備不足の証拠。

3・円滑な人間関係を作る→きちんとした人間関係を円滑に築いていく。 いじめは絶対ダメ。自分ではいじめをしていないと思っても相手が傷ついたらアウト。相手を思い遣る気持ちを持てなければ、一つになれない。一つにならなければ勝てない。

4・組織の一員としての自覚、責任を持つ→練習は、一分一秒でも長くやりたいはず。だから仕事は自分から仕事を探す。組織としての自覚や責任を持っている人ならば、自分の役割を見つけて素早く行動に移せる。迷惑をかけないというのはどういう事かわかる、考えられることを身につけて中学校を終える。自覚や責任がなければ勝ち切るチームにならない。

以上の様な内容でした。新しく入って来た一年生には多少難しい話だったかもしれません。しかし、三中野球部の一員になるためには、4つのことをしっかり頭に入れて欲しいと思います。

話は変わりますが、昨日訃報が届きました。お世話になった野球部顧問の先生が急死されました。三中にも、現高三の代まで何度か練習試合をしていただき、うちの選手たちにも熱心に話をしていただきました。

ここ最近、命は儚いものだと思い知らされる事が多くて気持ちも沈んでしまいそうですが、式場で先生の遺影が「もっともっと中学生に野球を頑張らせない」と微笑んでいらっしゃるように感じました。「全力を尽くして頑張ります。安らかにおやすみください」と約束してきました。