楽譜の中で、難しいことや、出来なさそうなことがあると、多くの生徒さんが急ぎます。
そんな時私はよくたずねるのですが
「電車に乗り遅れそうな時は走ったら乗れるかもしれないけど、フルート吹いてる時急ぐとどうなります?」
そう。もっと難しくなるのです。
難しかったり、出来なさそうなことがあったら、ゆっくり吹いた方が簡単になります。
難しそう、出来なさそう、と思った時に急いでしまうのは何故か?
あまりに多くの方が同じ反応をするので、その深層心理を深掘りしたくなります。
と、考えた瞬間。
たぶん、みんななんで急いじゃうかわかってる。
と思いました。
同時に、落ち着いて、ゆっくりやってみたら整理されることも、本当はみんな知ってるんだよね。
と思いました。
レッスンは、新しい情報を入れ込むだけの場所ではなくて、思考の整理の場所でもあります。