こんにちは。
調布市でフルートの指導、演奏をしています、原嶋由紀です。
4月28日に渋谷区の小さなサロンの小さなジョイントコンサートで無伴奏を2曲演奏させていただく予定です。
詳細、近日中にお知らせします!
一本前の記事☆音楽大学生活にて、音楽大学での実技のレッスンについて書きました。
今日はその続きです。
個人レッスン以外に音楽大学ではどんなことが行われるのか、書いてみますね。
実技のレッスン以外に、専門科目の授業、講義があります。
ソルフェージュと和声学
代表的なのはこの二つでしょうか。
☆フルートで受験という記事にて、ソルフェージュにて簡単に触れています。
ウキペディアでは、楽譜を読むための基礎訓練、とありましたが、私自身は、頭にある音を実践するための基礎訓練、と考えています。
繰り返しなりますが、楽譜が読めるから演奏できるわけではない。
演奏したい音楽があるから演奏できるのです。
演奏するためのスキルは、楽器の技術だけではなく、総合的なもの。
それを引き出す訓練、と私は捉えています。
ですが、このソルフェージュの捉え方によって、授業、レッスンで行われることはかなり違います。
あんまり好きじゃない人も、得意じゃない人も実は少なからずいるのですが、私は、できるならば、どんどん難しいことにチャレンジしたらいいんじゃないかな、と思います。
ソルフェージュのレッスンは学校によってかなり違いがあります。
入試のソルフェージュが難しい学校は、授業のソルフェージュはもちろんもっと難しい。
でもできるならば、どんどんやってみることをお勧めします。
ソルフェージュを担当するのは、作曲科の先生であることが多いですが、声楽科の先生がレッスンすることもあり、内容もかなり違うことが多いですね。
器楽を専門にする人は、作曲科の先生のレッスンが受けられるといいな、と思います。
そして、和声学。
簡単にいうと、和音の勉強です。
これも、演奏するために必要不可欠な学び。
やはり、作曲科の先生が担当します。
これも、好きじゃない人や、苦手な人が多い科目でもあるのですが、やっぱり、どんどんやったほうがいい。
終わりのない学びなので、どこまででも勉強できると思います。
そのほかの専門科目は、西洋音楽史や、楽器学、スコアリーディング。。。などなど。
そして、大学なので、一般教養もあります。
実はこれが、音大生には負担になりかねない。
私が学生の頃、ベテランの法学の先生が、君たちは音楽が専門なんだから、もっと音楽に時間をかけたらいい。
国が作っている大学の条件なんて、なくしてしまったほうがもっと個性的でいい大学ができる。
という意味のことをおっしゃっていたのを思い出します。
でも、面白いこともたくさんあるので、練習時間を確保できる範囲て勉強できるといいなあ、と思います。
授業によっては、音大生の役に立つ内容にフォーカスしたものが行われているので、そういうものを探して受講したりしました。
そして、語学。
音楽学生が学んているのは、ヨーロッパの音楽です。
語学はとても大切。
コミュニケーションとしては英語ができれば、音楽家同士で話をすることはできます。
が、音楽を深く知るためには、ドイツ語、イタリア語、フランス語を知っていたほうがもっともっと面白い。
でもでも、日本で語学をマスターするのはとても難しくて、私は今、ドイツ語の通訳をしますが、語学をしっかり身につけたのはやっぱりドイツに行ってから。
ただ、日本にいた頃、どうも納得できなかったことが、ドイツで生活して腑に落ちた、ということがたくさんあるので、よくわかんなくても一通り勉強しておくことは大切なんですよね。
それから、私の大学では合唱が必修でした。
専攻が何であれ、合唱の授業がありました。
音楽大学は女性が多いので、器楽専攻の人ばかりの女声合唱が必修でした。
男性は人数が少なくて、器楽専攻でも声楽科の学生と一緒に混声合唱をやることも多いです。
そのほかに。。。。
吹奏楽やオーケストラ、室内楽などもありますが。。。長くなりましたので、また改めて。
上下4本ずつの前歯が生え揃って、身長が120センチを超えた頃から指導いたします。
レッスンスタートのゴールデンエイジは、小学校中高学年、中高生だと思います。
大人の方は、今お持ちのフルートを体験レッスンにご持参くださいね!