ゲイリー3連発! その1:丘を越えて行こうよ。。。 | にわかロッカーのROCK講座

ゲイリー3連発! その1:丘を越えて行こうよ。。。

今回はGWスペシャルとして、私の大好きなGary Mooreの曲を立て続けに
3曲紹介しようという、まったくもって一方的な特集です。

Over The Hills And Far Away / Gary Moore

この曲はGary様がロックを卒業する前に、もっとも脂が乗っていた時代の
アルバム「Wild Frontier」の1曲目、シングルとしても第1弾でした。
この当時、12インチ・シングルにも凝っていたGary様、同じ曲でいくつかの
バージョンを出しています。

 1.アルバムに収録されているバージョン 5分22秒
 2.7インチシングル用バージョン      5分22秒
 3.12インチシングル用バージョン  7分27秒
  ↑のちにCDに収録されます。

3.のバージョンは冒頭が非常に長いです。足音から始まり、過去の
シングル、Empty Rooms~Out In The Fieldsのイントロがかかり
3つめのドアでやっとこの曲が始まります。

では1と2の違いは何か?というとギターソロです。1は、アームを絡めた
速弾きから始まるのに対して、2のソロは、低音弦での単音リフから
始まります。実態は3のソロと同じです。

なぜこの違いが印象に残っているかというと、当時アルバムとシングルを
同時に買ったときにシングルにギターソロ部分の譜面が載ってたんですね。
それを見ながら曲を聴いていただところ、割と控えめなソロだなーなんて
思っていました。ところが聞いたのはアルバムだったため、実際には
超速弾きが始まったわけです。そのとき「譜面と全然違うやんけ!」って
思ったものでした。



さて、この曲の見どころ(聴き所?)といえば、アイルランド風の間奏でしょう。
哀愁ただようメロディーが日本人の心にも響きますね。
歌詞の内容をざっくりまとめると、強盗の疑いをかけられた男が、遠く離れた
刑務所で、残してきた愛する人のことを想うという内容です。
(実はこの人が親友の奥さんということらしいです。)

ちなみに当時のGaryは、ドラムを打ち込みにしています。曰く、「ドラマーが
叩くとテンポがずれるから」だとか。 自分のギターはリズムマシンのように
正確なのに、ドラムがついてこれない、というわけです。
彼のストイックさを垣間見るエピソードですね。

にわかロッカーのROCK講座-gary_moore_1

RIP