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CHODEMI

朝鮮大学校 美術科のブログです。

お久しぶりです、研究生の李晶玉(リ・ジョンオク)です。今回のブログは展示会のお知らせです!

今年の武蔵美芸祭(10/25~27)で、武蔵美と朝鮮大学校の境界にある展示場FALにて、企画者・袴田京太郎教授、出品作家・両大学の学生4名による合同展、「武蔵美×朝大美 孤独なアトリエ」を開催します。これに関しては数年前からの経緯がありまして、それを含めご紹介したいと思います。

実は武蔵美と朝鮮大学校美術科の合同展は今回で3回目になります。そして交流が始まったのは3年前、私が学部2年の時でした。
きっかけは当時、私達の学級が朝大内の展示場で開催していたグループ展を、Twitter広報を見て、武蔵美の油絵専攻4年袴田京太朗クラスの方々が見に来て下さった事でした。(それ以前に袴田クラスの灰原千晶さんという学生の方の、朝大と武蔵美の境界の壁に架空の橋を作るプロセスを作品化した「渡れるかも知れない橋」という作品も、この流れのもとであったようにも感じます。)
その年の朝大美卒展では袴田クラスの方々と講評会を開くなど交流が続き、翌年2014年4月に1回目の合同展「ムサビ袴田クラス+チョデミ合同展」を開催しました。これは武蔵美の課外センターで開催し、両大学から14名が出品しました。初めての合同展という事で「とにかくやってみた」感のある展示でしたが、公開ミーティングなどもやってお互いの差異が見えたり、纏まらないながらも面白い可能性が色々と見えた企画であったし、(この展示は袴田クラスの方からお誘い下さったのですが、)とにかく交流を続け、流れを繋げた事に意義があったと思います。
2回目が去年の10月、今年と同じく芸祭期間に武蔵美の展示場FALで「武蔵美×朝大美 この場所にいるということ」を開催しました。この展示場FALは上記の通り、武蔵美の2号館1階にあり、ちょうど朝大美術科のアトリエ・美術堂と武蔵美の境界の壁の横にあり、日常的にアトリエから見る展示場でした。この展示場の確保や企画案など、交流が始まって以降ずっとお世話になってきた袴田京太郎先生の協力により、実現した展示でした。両大学から6名が参加し、ミーティングを重ね、初日にトークイベントを開催し、前回の合同展より練った企画の展示になったと思います。芸祭期間だったこともあり、3日間で800人以上が来場する反響でした。
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個々での交流や企画などもその間ありましたが、省いて大きな流れだけ書くと大体こんな経緯で今回の展示に至った訳です。しかし、この企画を「両大学の交流展」という風に形骸化させてしまいたくないので、それぞれ個別の企画展としてコンセプトを練っています。
現在も今企画のミーティングを重ねていってますが、個人的には、これまで以上にこの合同展は大きな意義を持った展示に出来る、また、なると思っています。
昨今日本の激動する情勢を見ると、今私たちは時代と時代の節目に居ると感じます。集団的自衛権が閣議決定され、新宿での焼身自殺を見た時、私は、私が生まれて今まで生きてきた日本での、一つの時代が終わったように感じました。国内外メディアで日本の右傾化が論じられ、排外的な言説が溢れ出しているように感じます。
かつての戦争の残滓が、処理されぬままに、大きく捻じ曲がって姿を現し始めた、そんな印象を感じます。
制作を続けながら、展示を企画しながら、この「今」という時に美術に、また私に何が出来るか、何がしたいかという問いを考え続けています。
この展示は、ある一つの形の提起にもなるはずです。この今という歴史の接続点に何らかの形で加担する、そんな展示になればと思っています。

展示の詳細については、随時更新していきます。よろしくお願いいたします。では!

チョンオギでしたー。
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