"You are so cute!"

褒めてくれた人たちは、揃いも揃って超・美女ばかり。そんな素敵な人に褒められるだなんて、私ってもしかしてかわいい!?

 

と鏡をのぞき込むものの、そこに映るのはいつもと同じ顔。

 

国によって「美」の基準が違うのは有名な話ですよね。なので私のように外国でモテるタイプの女性がいてもおかしくないのですが、今回私が感じたのは、褒められた嬉しさよりも自分で自分に課していた「美しくなくてはならない」という圧が、他人の目を気にしてのものであったこと。

 

私は普段、周りの目を気にして行動するタイプではありません。ですがトルコに行って「外国人」すなわち現地の人からするアウトサイダーとして存在したことで、初めて私が着飾っていたのは他人の目を気にするところから来ていたのかもと気づきました。

 

例えば、髪の毛。私はヘアセットが苦手で、日本にいた時は髪型のキマリ具合で1日の機嫌が左右されていました。パーマーをかけたのにカールがうまく出ないとか、おくれ毛の方向が気にくわないとか、他人から見たら気にならないことかもしれませんが、女性なら分かるはず。自分が気に入らなければ意味がないんですよね!


そんなこんなで日本にいる時は毛先のハネ具合を細かく気にかけ、洋服を着た時のスタイルのフォルムにも気を配っていた私ですが、トルコではスプリングヘアゴムで髪を結んで外出する始末。適当にまとめただけですが、それでも結構いいじゃんと本気で思いながらヘアセットしていました(笑) 

スプリングヘアゴムとは、こういうプールやお風呂で使うヘアゴムのことです。


トルコ人女性や同じ観光客として来ていたヨーロッパの女性はラフな服装や髪型の方が多かったため、自分も同じように手を抜く(?)ことが気にならなかったのですね。


そして服を来た時のスタイルですが、初日はパスポートなどを入れたウエストポーチを服の下に仕込んでいたため、どうしても普段より太って見えます。それを気にして友達に聞いたら、「大丈夫大丈夫!海外の人なんて日本よりお腹出てる人多いし!」と笑われました。(誤解を招きそうな言葉ですが!)それもそうか、それにこの程度、誰も気にしないよねと納得し、そのまま出かけることに。


帰国した今、これらの事を思い出して感じるのは、知らず知らずのうちに自分と周囲の女の子たちを比較していたんだな、ということ。私にとっての「美」とは、周囲の基準で出来上がっていたのだと思い知りました。私なりの基準があれば、別の国に行く=周囲の環境が変わったところで判断基準が変わるはずがありません。


国によって「美」の基準は違いますし、自分なりの「美」の基準でさえ定まっていない。美しさとは、一体何でしょうか?例えば、私は自分の奥二重の目が好きではありません。目が大きい子を見ては羨むばかり。ですが、パッチリした瞳のトルコ人女性たちを見て劣等感を抱くことはありませんでした。「綺麗な人だな」で終わり。いかに「外の基準」に振り回されていたかが分かります。


私のように自分の外見に悩んでいる女の子たちへ。海外に行くと、自分の「美」の常識が壊れます。そもそも「美」の基準は国ごとに違い、明確な定義がないことを実感するだけでものすごい開放感が味わえますよ。世界には色々な外見、色々な考え方の人が暮らしているのだと自分の目で確かめたことは、自分自身の外見と「美」の基準を捉え直すきっかけになりました。


とはいえ、帰国したらまた元の自分に逆戻りしちゃってますけどね!でも、一度自分の枠を外せたことは、ずっと外見に悩んできた私にとって大きな意味がありました。外見に悩んでいる方は、きっともう変えられる部分の努力はしているはずです。あとは考え方の問題かも。一度海を超えてみたら、見方が変わるかもしれませんよ!


この記事が、外見に悩む方たちの解決策の1つになればいいなと思います✨

 

 

ブーゲンビリア

 

 

 

 



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