☆気象さんBL小説です。
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2018.8.11山の日記念

気象さんS×O









(前書き)

待ってました!山の日♡

1年経つのがはやいことはやいこと。


いつも閲覧ありがとうございます。


記事2枚だけ山の日に合わせて挟ませていただきます。









それでは以下↓









「Butter」














かつてブルターニュでは




バターは病を吸い取るものとされていた。










20℃で柔らかく



30℃で溶け始め



40℃で完全に液体になる


















翔side





「だめっ、だめぇ!」





一昨日から体調を崩してる智くん。





熱は37℃まで下がり



長いことお預けを食らっていた俺にはもう限界。






「何でだよ、手どけてよ」





「や、やだぁ...」






完全に治るまで待てを言い続けるつもりなのか。





でももう待てない、待たない。












「好きじゃないの?俺のこと」

額をくっつけてみつめると










「え....」




目をそらして恥ずかしそうに顔を赤らめる。








でも俺はわかってる。









智くんは好きって言葉、なかなか言わない。















だから俺はじわじわと責める。










「好きじゃない?、あっそ。もういいや」










なんてちょっと冷たくいってみる。










突き放したような目つきで。












そのまま無表情で顔を離してベッドを降りる。











「もぅっ...」




"ガシッ"










小さなため息が投げられると同時に



腕を掴まれてベッドに引き戻される。















智くんが俺の下唇を前歯で軽く噛んで引っ張る。










それがいつもの始まりの合図。









「ほら、その気だ」











君はいつも俺には敵わない。











溶けるのなんてあっという間。








end