☆気象さんBL小説です、ご理解頂ける方のみで♪





S×O






F







智side






おいらは翔くんのこと好きだった。







もう





そう思うようにしたんだ。






だって....



待っても待っても来ないから。








もうきっと嫌われたんだと思う。


ちょっと目があってもそらされるし。











5万人を超える人を引っ張れるのにさ。




「ご飯食べに行こうよ」





勇気を出して言ってみた









言った瞬間

翔くんは目を開いたまま止まってて









顔の前で手を振ると






「え?なんで?えっ!?」





大きな声を出した。









そんなに嫌かな....

そりゃそうだよね。









普段メンバーとご飯2人なんていかないもん。





「翔くん、忙しいしまた今度にしよっか」





スケジュールきつきつなのは知ってる。





週のスケジュールもだけど
1日の予定はもっと細かく詰めてあるもんね。







そういうと翔くんは
凄い勢いで首を横に振った


「行く!行くよ!」










「え?予定は?」







「そんなの全部キャンセルだよ」












どうやら楽しみにしてくれてるみたいだ。










今日、おいらは頑張ったからね。









もし翔くん、その気ならお願い今日誘って。








じゃないとおいらもう誘えない。







「ほら、行くよ」

カバンの手提げを掴んだ掌をひっくり返して



肩にカバンを放り投げて



もう片方の手を出して



翔くんは振り向いた







「うんっ」






"ぱんっ"




そっと握ると恥ずかしいから

叩くように握った手。







"ぎゅう"




力を込めると






「痛い、
ちょっとー痛いでしょーそんな握ったら。 」



子供をなだめるように翔くんは言った。








三歩先で前向いてるから

顔は見えないんだけど







きっと翔くんは

ちょっと口を尖らせてる









ふふふ

手.....

あったかい