2019年














世の中では、タピオカブームが起こり、消費税が10%になり、TT兄弟が流行し、PayPayが浸透、京都アニメーション放火事件が発生し、ジャニー喜多川社長が死去、平成が終了し、令和がスタートした。














47歳
















2017年に世界ピン芸人協会が設立し、1秒後に会長に就任した僕は、全世界のピン芸人の頂点に立った。
(言ったもん勝ち)














 
それから毎年、「世界ピン芸人協会大賞」という賞レースが年に1度開催された。
(勝手に僕が開催しているだけ)
 















全世界から予選を勝ち上がったピン芸人が、年末に集結して決勝を戦う。
(予選なんてない)
 













僕は2017年、2018年と決勝に勝ち進んだ。
(全員勝ち上がれる)
 















気づいたら勝ち進んでいた。
(僕のさじ加減)
 
















世の中不思議なものだ。
(全然不思議じゃない)












 
予選というのは気づいたら勝ち上がっているものなのだ。
 (は?)














2年連続ファイナリスト。










 




なかなかなれるものではない。
(全員なれる)








 




それだけでもすごい事だ。
(全然すごくない)









 





2017年ファイナリストになった時には、
 














何も事情を知らない元相方から電話が掛かって来た。
 














「おい、Twitter見たよ!ファイナリストになったんだって??よかったな〜!!!
 













やっぱり頑張ってたらいつか結果が出るんだな〜!!」
 









と、本当に心の底から喜んでくれていた(笑)
 
 














僕は慌てて事情を説明した(笑)
 
 













そして2019年年末。















 
再び僕は決勝に進出し、3年連続ファイナリストになった。(全員なれる)
 














ファーストステージを勝ち上がり、










 




いよいよ最終決戦。









 




そして僕の出番。










 




ウケ具合は上々。











 




後はお客さんの投票で優勝が決まる。





 





 




MC「いよいよ結果が出ました!」
(MCは自分)













 
 




「世界ピン芸人協会大賞2019、優勝は。。。。。」
 
 
 
 















「まん☆だん太郎ーーーーーーー!!!!!!!!」
 
 
 
 











わーーーーーーーーーーー!!!!!!!
(客10人ぐらい)
(会場は会議室)
 
 















20歳で東京に出て来て、










イエローキャブ突撃事件、












松本人志弟子入り事件、










コンビ結成、










自主ライブの日々、










友達の自殺、









東京NSCの地獄の日々、










解散危機、









銀座七丁目劇場の戦い、









グループになり、









テレビ出演し玉砕、









演劇人のような日々、









スパルタ教育になり、









シアターDに入り、









客にトイレットペーパーを投げつけ、









エンタに出演、








彼女と別れ事務所を逃亡、








ネット炎上、









まん☆だん太郎になり、








大震災勃発、








大江戸芸人になり、










ノーリーズンに入り、辞め、









世界ピン芸人協会設立、








相方がガン、










ヒロセが腸破裂、










大腸ポリープ切除、










R1敗退で号泣、










有ジェネで鬼スベリ、
 
 













そんな芸人が、
 
 
 
 












世界ピン芸人協会大賞優勝
 
 











ついに、
 
 















全世界の頂点に
(地下芸人30人の中の1位)










 





立った。
 
 
 














ビートたけしも松本人志も超えたのだ
(超えてない)
 
 














ビートたけしも松本人志も、世界の1位にはなっていない
 (うるさい)
 














爆笑問題も千原兄弟も超えた
 (超えてない)
 













爆笑問題も千原兄弟も世界一にはなっていない
 (はいはい)
 
















僕は、全ての芸人を一気に抜き去ってしまった。
(抜いてない)
 
 
















47歳の出来事だった。
 (就職しろ)
 
 















今までの色んな出来事は、
 
 













色んな苦しみは、
 
 















この為にあったのだ。
 (は?)
 
 
 
 














みんな、ありがとうーーーーーーーーーーー!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 









翌日、
 
 
 













僕は、
 
 
 
















大江戸温泉でバイトをしていた。
(そりゃそうだろ)













そんな2019年、吉本闇営業騒動が勃発し、霜降り明星、ハナコ、宮下草彅、EXIT、四千頭身などらが中心となった、お笑い第7世代ブームが到来した。






2009年から2019年
笑っていいとも!やみなさんのおかげ、めちゃイケ等、長寿番組が軒並み終了し、お笑い第2世代、第3世代芸人がメインの番組も減って行き、テレビ界は明らかに世代交代の波が押し寄せて来た。
そして、第4世代が中心となり、その次の世代の、有吉弘行、サンドウィッチマン、千鳥らが冠番組を増やして行くのであった。


2019年M1グランプリ優勝 ミルクボーイ
2019年R1ぐらんぷり優勝 霜降り明星粗品
2019年KOC優勝 どぶろっく
2019年W優勝 3時のヒロイン

2019年「テレビ千鳥」スタート
2019年 元フォークダンスDE成子坂、桶田敬太郎死去

2019年映画「アベンジャーズエンドゲーム」公開
2019年漫画「チェンソーマン」連載スタート

2019年「群青/YOASOBI」
2019年アルバム「瞬間的シックスセンス/あいみょん」

【シーズン6】END