終い方 | La vie en Rose

La vie en Rose

Around sixty!!!  元秘書元介護職のブログです。

そして、子宮ガン・乳ガンのサバイバーでもあります。

お久しぶりです。


昨年の7月に母が脳梗塞で倒れ。

半年間は実家で父が介護しました。

私は週の半分くらい、仕事しながら泊まりました。

2月になって、私が泊まっていない時に、転倒する事が増え、ついにトイレで倒れて肋骨を骨折して、入院。

もう一人ではみられない、と3月に施設に入所。

6月、力尽きました。


倒れる前の母は、他人に厳しくて、人から何かされるのが嫌い、いつもトゲトゲしていました。

倒れてからは、素直で、して欲しい事を言ったり、してもらったらお礼を言ってくれたり。

可愛くて大好きになりました。

倒れて半年くらいは少し話せたり出来ていて、帰らないで、とかお仕事頑張ってね。とか言ってくれていて、良い思い出を残してくれました。

亡くなる時もゆっくりと命の燈が小さくなって、突然フッと消えてしまう様でした。


父はそれまでずーっと母に尽くされていました。

半年間頑張って介護して、88歳になって初めて一人暮らし。

自分のためには食事の用意も面倒になり、足腰が弱まり寝てばかり。食欲も無く、排泄も困難。負のループ。

自ら望んで施設に入所しました。

毎日ラインで生存確認していたのですが、どんどんQOLが下がっていって、最後の2週間はヒヤヒヤでした。

今では私も安心して施設にお任せしています。


今、開放されたー、と感じていますが、介護生活の中では軽い方だったと思います。

介護を学んでいて良かったと思いながら、もう少しやってあげられる事があったかな、とも思います。


人生の終い方。選べないですよね。

でも準備はできますね。

まずは、悔いの無い毎日を送りたいです。