冬は 積もる寒さに 泣き

春は 命の美しさに 怯え

夏は 照らす太陽に 震えて

今は 臆病な空の色






世界が100人の村だったら

1人だけ平和に生きているこの世界で


平和な私たちが唄う愛は

残りの99人にどう映るんだろう。



自分から死を選べるような

恵まれた生活を送る私たちの想い

私たちの価値観は どこでどう変わってしまったの





満たされた満たされていない唄
その火は恐ろしいか?

醜いか?

おぞましいか?

それとも とても抗いがたく心を魅して、妖しいまでに美しいのか?





「火」とは、燃えさかる人。

私は知らない、我が身が燃える熱さを。

肉が焦げる臭いを。




知らぬまま、生きて、灰になれるなら。










来ましたね、「ほたるの墓」の季節。

大地が灰になった日。




戦争を経験していないからこそ、不思議な気分になる8月。


この暑さと国の記憶が、少しだけ私を狂わせている。





なんだか「灰」という字が、火を懸命に防ごうとしているようにみえるんだ。


この国で、灰になっていった人やモノたちが、生きている私たちのために、必死で火を抑えてくれているようにみえる。



灰の願い。



私たちも願わなくては。



「平和でありますように。」
同じ顔をした貴方


貴方とわたし


まずはどこから始めよう


下味をつけて、ぐつぐつ煮込もうか

それとも、そのまま頂こうか


そんなに震えなくていいよ


貴方はわたし





此れは狂気ではない

揺れる銀のナイフ


此れは凶器ではない

揺れる二つの眼





貴方がわたし

平らげて独り